「ん…? ここは…」
俺が目を覚ますと知らない場所のベッドに横たわっていた
「大丈夫ですか?」
すると、金色の髪の女性が俺に近づいてきた
「あの、ここはどこですか?」
「ここはルノーダと言う土地の私の家」
「貴方達が倒れていたから緊急用ベッドで寝かせていたの」
その女性は色々と作業をしながら俺に言った
「あ、あの!ありがとうございます!」
「どういたしまして サースト・ランには逃げられてしまったけどね」
俺はその言葉を聞いて何があったのかをしっかりと思い出した
「そういえば、リートはどこにいるんですか?」
「リート?そこの緑目の少年のこと?」
俺の隣のベッドでリートは安らかに眠っていた
「まだ目覚めていないだけで睡眠薬を入れられただけみたいよ」
「よかった…」
「あ、私の名前…言ってなかったよね?」
「私の名前はスマーズ・プリズム よろしくね」
「お、俺はアリアス・イルーダです! よろしくお願いします!」
俺が緊張しながら言うとプリズムさんがフッと微笑んだ
「ため口でいいわ 私とあまり歳も変わらなそうだし…私は17よ」
「お、俺も17!イルーダって呼んでくれ!」
「んん…いーくん…?」
すると後ろにいたリートがむくっと起き上がる
「あなた、だれ?」
「私はスマーズ・プリズム あなたが倒れていたから運んできたのよ」
「そうなんだ、ありがとう 僕はエリマス・リート よろしく。」
「よろしくね」
すると、プリズムが真剣な瞳で見つめて来た
「話があるのだけどいい?」
「いいけど」 「おう!」



