私はあの日以来、彼のことばかり考えていて何にも集中出来ていない

「はぁ…この気持ちは何なの…？」

私のため息に気が付いたのか美桜ちゃんと梨花ちゃんが私のところに来る

「雨音、どうしたの？ため息なんてついて…辛いことでもあった？」

「何か困ったことがあるなら、この美桜に相談してほしいのよ！」

「美桜ちゃん…梨花ちゃん…ありがとう…！」

今は時間がなかったので放課後の女子会で話すことになった





時は流れ、放課後　私たちは近くのカフェでお話をすることになった

「で、何に困ってるのかしら？」

「そうなのよ！私たち、美桜と梨花に教えてほしいのよ！」

「あのね、昨日のことなんだけどね…私、告白？ってものをされて、かくかくしかじかで…」

私は2人に全部を打ち明けた

「うん…その消えない気持ちはきっと恋よ」

「梨花の言う通りなのよ！　雨音の頭の中からその人のことが離れないのは恋なのよ！」

私は2人が言った「恋」と言う名の単語に疑問を抱く

「2人は恋って言ってるけど恋って何…？　魚の鯉のこと…？」

私が真剣に考えていると梨花と美桜が呆れたように話し出す

「やっぱり、雨音って無自覚よね…」

「そうなのよ…　だから、純粋ちゃんとか天使とか言われるのよ」

「えぇ…⁉　私、そんな風に言われてるの…？」

私が驚いた反応を見せると美桜ちゃんが驚く

「美桜と小学校一緒だけど男子のなかでずっと「可愛すぎ注意！ピュア天使！」って言う雨音の純粋さを守るグループがあったのよ」

「えぇ…！？そんなのあったの…！？」

私が驚いて答えると梨花ちゃんが話し出す

「で、相手は誰なの？イケメン？」

「えっと、金髪でイケメンでピアス開いてて、緑色の瞳の人だった！」

私が頬笑んで答えると梨花ちゃんと美桜ちゃんの顔が青ざめていく

え？私なんかだめなこといった？

「それって最強で最恐のヤンキーの…」

梨花ちゃんがそこまで言うと美桜ちゃんが話し出す

「御子柴葉月！？」

いやなんなのその連携プレイ