駆け出す恋は離せない

勉強していて手が触れる瞬間があった。




「紬、手小さいよな、ほら比べてみ?」





触れた手を重ねる。





「確かに全然違うね…」




手が離れる。




「な!えっとどこまでいったっけ?」




「えっと…」