「あんたは何しても失敗するなぁ」
「あんたはかわいげないわぁ」
「あんたのいい方はけなぁ、やからみたいやねん」
「あんたはかわいくないわぁ」
「その笑ってときにできるしほっぺの線いややわぁ、かわいくない」
「はなしかけんといて」
「お前だけわ!!!」
「あんたがわるいんや」
何度いわれたことだろう。 目を血ばしらせ、般若よりもおそろしい顔であびせられる言葉の数々。
記憶のあるときからいわれていたもう10年近く言われている私は今年は14歳。 中学2年生。 この夏もあいかわらず、母に怒号をあびせられていた。 何かすることは、何でも気にされるようだそして、今日とうとう言われてしまった。
それは私がずっと自分自心に思い、それて、母親にだけはいわれたくなかった言葉。
「お前なんか産まんだらよかったわ。死んでしまえ」
母に優しくしてほしくて、認めてほしくて、 私を好きになってほしくて頑張っていたつもりだった。
しかし、それは無駄な努力だったようだ。いやしかし、そもそも努力していたといえるのだろうか。
でも、の日私の心はおれた。 そして、ネットでチャットアプリを入れた。
家の話はしてはいけない。
母はよくいっていた。 それをすることで仕返しをしたつもりになろうとした。何人かに家のことを話した。
すると一人の男子大学生が、 私のことを気にかけて、心配し、優しくした。それはすべてされてみたかったけど、されなかったこと。その後も彼は私に話かけてくってくれた。
自分の時間をさいてくれる。
それがどうしょうもなく嬉しかった。
そう、嬉しかったのはほんと。
しかし、それは彼にすがっているだけのようにも思えた。
私は一人だった。
父親母親は私を叩いてたり罵声たりした。
その行為はもはや虐待といっていいものだった。
そんな母を父は放ておく。
私には無感心なのだろう。
私も父に助けはこわない。
だって己から娘を助けない者が、助けを求められたらそうするだろうか?
私にはとても想像できなかった。
家では狐独であった。
学校に行っても一人ですごしていた。 友達とよべるような友達はいなかった。
中学3年生になるとその状況は一辺する。 自分のクラスに入り自席につくと一人の女の子が目にとまった。 その子は幼稚園からの幼馴染みだった。
小学生の高学年になってから今まで話しはしていなかった。
でも、彼女に強くひかれて気づけば声をかけていた。
どんな反応をされるかはわからなかったし、なにより自分に自信がなかった。 だから悪い想像ばかりをしてしまっ寝ていた。
今だって彼女が目の前にいて、 クラスにだって人はいるのに平気で悪意を向けられてもしかたなくて。 それは、必然でありのがめようのないことだと覚悟した。
しかし、彼女の反応はどれとも違ったし、 また、誰のものとも違ったものに思えた。 ただ会話しているだけなのに、 どうしてこんなに心が満たされるのだろう。
彼女の笑顔をみていると、 どうしてこんなに大切にしたく思うのだろう。
彼女の一挙手一投足がこんなにも愛かった。 彼女はあの頃と何もかわっていなかった。 心に安心感を覚えたのも事実であった。 それからというもの、毎日彼女に手しかけた。 そのたび彼女は受け入れてくれた優しさにあまえてしまっていてた。
日に日に、こんな自分が、 こんなにも愛らしく愛おしい、愛されるべき人物に話しかけ、相手をしてもらっていることがしだいにつらくなった。
罪悪感でいっぱいになってきていた。
それでも、彼女を手放せなかった。
彼女のいけない日々など考えたくなかった。
そんな日々あってはならない。
私がこわれてしまう。
そんな中夏休みに入った。
夏休みは家から出ず自室で日々を消費する。
彼女が頭をよぎる。
夏休みがあけてからの彼女との関係はどうなるのだろう。
また、夏休み前のような日々があるのだろうか。
それとも、彼女は私のしらない時間を共にすごした、部活仲間やその他の友と仲を深めた結果、私とは話してくれなくなるのだろうか。
私とは話してくれなくなるのだろうか。
そんなことを考え切くなっていた。
その気持ちをごまかすようにネットで知りあった大学生の男子と話した。
彼を彼女にかさねていた。
彼の優しさを彼女の優しさと思い。
彼がかけてくれる葉を彼女の言葉とて彼の会いたいを彼女からの誘いと思った。
本当に会おうとした、 会ってもしも不幸がおきてもそれでもよかった。
それほど人にうえていた。
誰かの瞳にうつりたかった。
私をみてほしかった。
そして優しさがほしかった。
人肌にふれて人のぬくもりを感じたかった。
誰かの前で心から笑ってみたかった。
そんな夢をすべて叶えてもらえると思いこんで、そしてそうであるときめつけた。
でも。でも私は。
もし、それらをほんとうにもらえるのなら、 彼女からもらいたいと思ってしまった。
生まれて、初めて、幸せだと思った。彼女に会えたことが幸せであった。
自分の生の無意味な死を待つだけだったいままでの人生が全て、彼女に会えたことで変わった。
彼女に会いたい。
そのためなら生きたいと思った。
もしかしたら彼女に夢をみているのかもしれない。もしかしたら、彼女を過大評価しているのかもしれない。
でも、彼女に夢をみずにはいられなかった。
気づけは彼女に電話をかけていた。
電話にでた彼女は、心配そうな声で、
「どうしたん?」
と私を呼心させるようにきいてくれた。
「今時間大丈夫?話したいことあってさ。」
いつものように明るい声でいってみる。
すると彼女は今家族を旅行中てごという。
今日帰るらしい。
たから夜なら時間があると言ってくれた。私はやってしまったという焦りと、申しわけなさでいっぱいになった。 でも、そんな自分は無視をして言った。
「ありがとう、じゃあ、夜に時間つくってほしいです」
その夜、彼女からの電話をまっているとメッセージが入る。
『かけてもいいですか!』 私はもちろんと返した。 そして、彼女からの電話をとった。 お互いあいさつをしてから、 彼女にうなかがされ本題に入った。
私は、家でのことと、 そのことを話したら優しくしてくれた彼に会おうとしている話をした。
私はいったい彼女になにを求めていしているのだろう。でも彼女に言いたかった。話してみたかった。
彼女にきいほしかった。
「さみしい」
それをわかってほしかった。寄り添ってほしかった。
全てを話し終えた後、彼女は言った。
「じゃぁ、私と話そう」
時がとまったようだった。
「さみしかったり、つらかったりしたら私に言って? 私と話そうよ。そんな知らん男の人やめとこう? 何でもきくからさ、私に言ってよ」
声がでなかった。 口はふるえて、喉はしまった。 気づくと涙をこぼさないように上を見上げていた。
「ありがとう」
せいいっぱいの声で伝えた。
伝わっただろうか。 「ありがとう」にこめた、「ありがとう」では表現しきれない。 「ありがとう」ではたりないほどの感謝が。
そのあと、泣いているのことに気づいたであろう友達の気をそらすようい別の話題をふった。
電話後、次は不安が私をおそう。
こんな頭のおかしい、家庭近時境環のこと、ネットの人と会おうとけたこと、これらは、幸せを具現化したような家庭で赤育った彼女には理解しがたいことなのではないのか。
突然目の前が真黒になったた
次の日、教室に入るのが怖かった。 自分からは彼女い声をかける勇気がなかった
教室のドアをあけると彼女はいた。
でも自席に座る。
ホームルームが終って、1限前の休み時間自席で、息をするのを忘れそうなほどの緊張がおそう。
強く目を瞑っていた。
「おはよう」
その声のした方をみる。
彼女がいる。
笑顔で話をはじめようとする。
「おはよう」
そう返した。
でも、この「おはよう」は特別。
だって君は私の。
いや言葉にはしないでおこう。
私の15年の人生では彼女を形容するにふさわしい言葉を持ち合わせていない。
どの言葉も彼女への思いを安っぽくさせる。
でもね、私はこれだけはこの表現で適切だと思う。
君の笑顔に求われました。ありがとう。
「あんたはかわいげないわぁ」
「あんたのいい方はけなぁ、やからみたいやねん」
「あんたはかわいくないわぁ」
「その笑ってときにできるしほっぺの線いややわぁ、かわいくない」
「はなしかけんといて」
「お前だけわ!!!」
「あんたがわるいんや」
何度いわれたことだろう。 目を血ばしらせ、般若よりもおそろしい顔であびせられる言葉の数々。
記憶のあるときからいわれていたもう10年近く言われている私は今年は14歳。 中学2年生。 この夏もあいかわらず、母に怒号をあびせられていた。 何かすることは、何でも気にされるようだそして、今日とうとう言われてしまった。
それは私がずっと自分自心に思い、それて、母親にだけはいわれたくなかった言葉。
「お前なんか産まんだらよかったわ。死んでしまえ」
母に優しくしてほしくて、認めてほしくて、 私を好きになってほしくて頑張っていたつもりだった。
しかし、それは無駄な努力だったようだ。いやしかし、そもそも努力していたといえるのだろうか。
でも、の日私の心はおれた。 そして、ネットでチャットアプリを入れた。
家の話はしてはいけない。
母はよくいっていた。 それをすることで仕返しをしたつもりになろうとした。何人かに家のことを話した。
すると一人の男子大学生が、 私のことを気にかけて、心配し、優しくした。それはすべてされてみたかったけど、されなかったこと。その後も彼は私に話かけてくってくれた。
自分の時間をさいてくれる。
それがどうしょうもなく嬉しかった。
そう、嬉しかったのはほんと。
しかし、それは彼にすがっているだけのようにも思えた。
私は一人だった。
父親母親は私を叩いてたり罵声たりした。
その行為はもはや虐待といっていいものだった。
そんな母を父は放ておく。
私には無感心なのだろう。
私も父に助けはこわない。
だって己から娘を助けない者が、助けを求められたらそうするだろうか?
私にはとても想像できなかった。
家では狐独であった。
学校に行っても一人ですごしていた。 友達とよべるような友達はいなかった。
中学3年生になるとその状況は一辺する。 自分のクラスに入り自席につくと一人の女の子が目にとまった。 その子は幼稚園からの幼馴染みだった。
小学生の高学年になってから今まで話しはしていなかった。
でも、彼女に強くひかれて気づけば声をかけていた。
どんな反応をされるかはわからなかったし、なにより自分に自信がなかった。 だから悪い想像ばかりをしてしまっ寝ていた。
今だって彼女が目の前にいて、 クラスにだって人はいるのに平気で悪意を向けられてもしかたなくて。 それは、必然でありのがめようのないことだと覚悟した。
しかし、彼女の反応はどれとも違ったし、 また、誰のものとも違ったものに思えた。 ただ会話しているだけなのに、 どうしてこんなに心が満たされるのだろう。
彼女の笑顔をみていると、 どうしてこんなに大切にしたく思うのだろう。
彼女の一挙手一投足がこんなにも愛かった。 彼女はあの頃と何もかわっていなかった。 心に安心感を覚えたのも事実であった。 それからというもの、毎日彼女に手しかけた。 そのたび彼女は受け入れてくれた優しさにあまえてしまっていてた。
日に日に、こんな自分が、 こんなにも愛らしく愛おしい、愛されるべき人物に話しかけ、相手をしてもらっていることがしだいにつらくなった。
罪悪感でいっぱいになってきていた。
それでも、彼女を手放せなかった。
彼女のいけない日々など考えたくなかった。
そんな日々あってはならない。
私がこわれてしまう。
そんな中夏休みに入った。
夏休みは家から出ず自室で日々を消費する。
彼女が頭をよぎる。
夏休みがあけてからの彼女との関係はどうなるのだろう。
また、夏休み前のような日々があるのだろうか。
それとも、彼女は私のしらない時間を共にすごした、部活仲間やその他の友と仲を深めた結果、私とは話してくれなくなるのだろうか。
私とは話してくれなくなるのだろうか。
そんなことを考え切くなっていた。
その気持ちをごまかすようにネットで知りあった大学生の男子と話した。
彼を彼女にかさねていた。
彼の優しさを彼女の優しさと思い。
彼がかけてくれる葉を彼女の言葉とて彼の会いたいを彼女からの誘いと思った。
本当に会おうとした、 会ってもしも不幸がおきてもそれでもよかった。
それほど人にうえていた。
誰かの瞳にうつりたかった。
私をみてほしかった。
そして優しさがほしかった。
人肌にふれて人のぬくもりを感じたかった。
誰かの前で心から笑ってみたかった。
そんな夢をすべて叶えてもらえると思いこんで、そしてそうであるときめつけた。
でも。でも私は。
もし、それらをほんとうにもらえるのなら、 彼女からもらいたいと思ってしまった。
生まれて、初めて、幸せだと思った。彼女に会えたことが幸せであった。
自分の生の無意味な死を待つだけだったいままでの人生が全て、彼女に会えたことで変わった。
彼女に会いたい。
そのためなら生きたいと思った。
もしかしたら彼女に夢をみているのかもしれない。もしかしたら、彼女を過大評価しているのかもしれない。
でも、彼女に夢をみずにはいられなかった。
気づけは彼女に電話をかけていた。
電話にでた彼女は、心配そうな声で、
「どうしたん?」
と私を呼心させるようにきいてくれた。
「今時間大丈夫?話したいことあってさ。」
いつものように明るい声でいってみる。
すると彼女は今家族を旅行中てごという。
今日帰るらしい。
たから夜なら時間があると言ってくれた。私はやってしまったという焦りと、申しわけなさでいっぱいになった。 でも、そんな自分は無視をして言った。
「ありがとう、じゃあ、夜に時間つくってほしいです」
その夜、彼女からの電話をまっているとメッセージが入る。
『かけてもいいですか!』 私はもちろんと返した。 そして、彼女からの電話をとった。 お互いあいさつをしてから、 彼女にうなかがされ本題に入った。
私は、家でのことと、 そのことを話したら優しくしてくれた彼に会おうとしている話をした。
私はいったい彼女になにを求めていしているのだろう。でも彼女に言いたかった。話してみたかった。
彼女にきいほしかった。
「さみしい」
それをわかってほしかった。寄り添ってほしかった。
全てを話し終えた後、彼女は言った。
「じゃぁ、私と話そう」
時がとまったようだった。
「さみしかったり、つらかったりしたら私に言って? 私と話そうよ。そんな知らん男の人やめとこう? 何でもきくからさ、私に言ってよ」
声がでなかった。 口はふるえて、喉はしまった。 気づくと涙をこぼさないように上を見上げていた。
「ありがとう」
せいいっぱいの声で伝えた。
伝わっただろうか。 「ありがとう」にこめた、「ありがとう」では表現しきれない。 「ありがとう」ではたりないほどの感謝が。
そのあと、泣いているのことに気づいたであろう友達の気をそらすようい別の話題をふった。
電話後、次は不安が私をおそう。
こんな頭のおかしい、家庭近時境環のこと、ネットの人と会おうとけたこと、これらは、幸せを具現化したような家庭で赤育った彼女には理解しがたいことなのではないのか。
突然目の前が真黒になったた
次の日、教室に入るのが怖かった。 自分からは彼女い声をかける勇気がなかった
教室のドアをあけると彼女はいた。
でも自席に座る。
ホームルームが終って、1限前の休み時間自席で、息をするのを忘れそうなほどの緊張がおそう。
強く目を瞑っていた。
「おはよう」
その声のした方をみる。
彼女がいる。
笑顔で話をはじめようとする。
「おはよう」
そう返した。
でも、この「おはよう」は特別。
だって君は私の。
いや言葉にはしないでおこう。
私の15年の人生では彼女を形容するにふさわしい言葉を持ち合わせていない。
どの言葉も彼女への思いを安っぽくさせる。
でもね、私はこれだけはこの表現で適切だと思う。
君の笑顔に求われました。ありがとう。
