ひとりぼっちの転生幼女でしたが、最愛の家族ができました~実は神子だった私、ハイスペ兄から溺愛されつつ癒しの才能発揮します!~


 フワフワ揺れながら飛んでいく、キラキラしているなにかについていく。追いつきそうになると、そのまま素早く先へと飛んでいってしまう。

「まってー」

 ぽてぽてと短い足を一生懸命に動かす私を、キラキラしたものは時々止まって待ち、またどんどん先へと進んでいく。

 たくさんの人がいるはずなのに、なぜか私ひとりが通れるくらいの隙間がある。人で溢れている中を縫うように歩いていく小さな私は、やがて開けた場所へ出ることになった。

「ほう、随分と小さい」

「う?」

 突然、お腹に響くような低く渋い声が上から降ってきた。

 誰だろうと顔を上げると、まるで前世の絵画で見た「神話の一番偉い神様」みたいなイケオジが私を見下ろしている。
 光の加減で変化する金緑の布をたっぷり使ったマントの下からムッキムキの筋肉が垣間見え、その肉体には古代ローマ風に布が巻きつけられていた。

 私の個人的な意見として、イケオジはイケメンの最終形態だと思っている。経験豊富な感じがかっこいいよね。(異論は認める)

 私を見下ろすイケオジさんの金色に波打つ艶やかな髪と、もっふりとした立派なお髭がすごい。そして南国の海みたいな青い瞳は、優しげな輝きに満ちていた。

 開けた場所なのは当然で、どうやらここがパレードの中心みたい。イケオジさんの周辺には騎士らしき鎧を着た人たちがずらりと並び、集まっている人たちが一定以上近付かないようにしているのが見える。

 はい、立ち入り禁止感がすごいですね。ごめんなさい。