私は驚いて、
「どうして知ってるの?」
「実は、この前、水族館で見かけたんです。声をかけようかと思いましたけど、おひとりさまナイト水族館って、一人で黙って楽しむルールですし。外に出てから⋯⋯と思ったけど、あなたのお名前も知らないし、どうしようかと思ってたら、湘南ナンバーの車で行っちゃいました」
私は、ちょっと、この青年に興味を持った。
「ミソラよ」
「え?」
「私の名前。美空ひばりの美空⋯⋯って言っても、知らないかしら」
「あー⋯⋯リアルタイムではないけど、知ってますよ。素敵な名前ですね」
「ありがとう。由来が昭和な感じだけど。あなたは?」
「僕は、星夜です。夏川星夜。夏の川に星の夜って書いて⋯⋯」
なんだか、明らかに平成生まれっぽい名前だな⋯⋯と、ついつい年齢差を感じる。
「星夜さんは⋯⋯店長さんなの?」
「どうして知ってるの?」
「実は、この前、水族館で見かけたんです。声をかけようかと思いましたけど、おひとりさまナイト水族館って、一人で黙って楽しむルールですし。外に出てから⋯⋯と思ったけど、あなたのお名前も知らないし、どうしようかと思ってたら、湘南ナンバーの車で行っちゃいました」
私は、ちょっと、この青年に興味を持った。
「ミソラよ」
「え?」
「私の名前。美空ひばりの美空⋯⋯って言っても、知らないかしら」
「あー⋯⋯リアルタイムではないけど、知ってますよ。素敵な名前ですね」
「ありがとう。由来が昭和な感じだけど。あなたは?」
「僕は、星夜です。夏川星夜。夏の川に星の夜って書いて⋯⋯」
なんだか、明らかに平成生まれっぽい名前だな⋯⋯と、ついつい年齢差を感じる。
「星夜さんは⋯⋯店長さんなの?」



