「野生の勘♪」
「・・・なんですか、それ?そうですか・・・勘、ですか・・・。」
「うはははは!!勘や、勘!!どないやねん!?今から!?」
「今から!?」
「もちろん、凛道蓮に変身後や!」
「待てよ!期末テストが始まったばかりですよ?」
「知っとる!せやから、明日のテストに出そうなとこだけ教えてー♪それ丸暗記すればわしも楽やし、凛も教える手間省けて、身体も鍛えられて、一石二鳥♪」
「ヤマトの方が得する部分多いけどな!」
「ええやん!来年頑張るさかい!!」
「お前~テストに出そうな場所探すのは大変なんだぞ!?その苦労もせずに、暗記だけしようってか!?」
「うはははは!!わしら、大親友やないかぁー!?次は凛がわしを利用してぇ♪」
「ハッキリ利用宣言しやがったな!?世の中舐めるなよ!?」
とは言ってみたものの・・・私が見た北はともかく・・・西と南のボスは、大柄で体つきがしっかりしてる。
空手では、男子と一緒に組み手をすることもあったけど、小柄な体格でも工夫して勝つことは出来ていた。
でも―――――――――――
(催馬楽に負ければちーちゃんを、児雷也に負ければ凛道ガールを、中尾に負けれてもきっと何かを――――――――――――――)
奪われる。
(そんなの嫌だ!!奪われるわけにはいかない!!)
「ヤマト・・・。」
「うはははは!!なんやー!?」
「凛道蓮になってから、組手を頼めますか?」
「おおきに!任せときーや!!うはははは!!」
そう言いながら、頭をなでなでしてくるヤマトに、気持ちが穏やかになるのを感じたのだった。
〔★ヤマトのヒーリング、凛を回復させた★〕


