「凛道蓮ねー!一度、手合わせしたいもんだわ!」
「「「え!?会いたいじゃなくて、いきなり戦う方向ですか!?」」」
老女の言葉に、私を含めたタカ&トモさんで、トリプルツッコミをしてしまう。
「え!?お嬢ちゃん?」
「女子高生ちゃん?」
「愛弟子、なんでお前、そんなに驚いてるんだい?」
「あ!?」
トリプルツッコミからの~3人からの尋問に、しまったと思う。
(誤魔化さなくては!!)
「あ、あの!学校で、りんどーれんさんの話、よく聞くのです!こ、怖い不良の総大将だって!だから、師範が戦うとか!船越師範に何かあったら私――――――!!」
バレないかと、ガタブル震えながら言えば、分厚い手が伸びてきた。
「愛弟子!!」
ギュ!
「ふ、船越師範!?」
「私を心配してくれたんだね!相変わらず、優しい子だよ!」
そう言いながら、ヨシヨシとハグしてくる老女。
「そんなに声を震わせて、怖がらなくていいんだよ?りんどーって坊やが、悪い子じゃないのは知ってるからね。」
「えっ!?」
(もう一人の私のなにを御存じと仰るので!?)
「凛道蓮が現れてから、町の治安が良くなったって、町内会長をしてる大原さんって人が大喜びしてるからね。警察よりも役に立つそうだ!そうなんだよね、タカ&トモ?」
「そうっすよ!凛道さん、正義の味方みたいで、思わず応援したくなるくらい漢気あるんだよ~!」
「それな!まさしく凛道君、ヒーローだね!法で裁けない悪を裁く人で、痛快だから応援のし甲斐があるんだよ!」
「そ・・・そうなんですかぁ~・・・・」
(・・・なにそれ?また噂に尾ひれついてる感じなの?)
てか、私別に、正義の味方も、ヒーローもしてないんだけどな・・・。
(とはいえ、ここで信じないのはおかしいから、共感する姿勢を見せておこう!)
「そ、そうだったのですか!?ケンカの話しか、クラスメート達は話してないので、怖いイメージになってました!以後、気をつけます!」
「「ぜひよろしく!!」」
「はい、了解です!」
敬礼して見せれば、タカ&トモも敬礼し返してくれた。
つーか、前見て運転してくれ。
事故るのだけは勘弁!


