彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「凛道蓮ねー!一度、手合わせしたいもんだわ!」
「「「え!?会いたいじゃなくて、いきなり戦う方向ですか!?」」」






老女の言葉に、私を含めたタカ&トモさんで、トリプルツッコミをしてしまう。




「え!?お嬢ちゃん?」
「女子高生ちゃん?」
「愛弟子、なんでお前、そんなに驚いてるんだい?」
「あ!?」




トリプルツッコミからの~3人からの尋問に、しまったと思う。





(誤魔化さなくては!!)

「あ、あの!学校で、りんどーれんさんの話、よく聞くのです!こ、怖い不良の総大将だって!だから、師範が戦うとか!船越師範に何かあったら私――――――!!」





バレないかと、ガタブル震えながら言えば、分厚い手が伸びてきた。





「愛弟子!!」

ギュ!

「ふ、船越師範!?」

「私を心配してくれたんだね!相変わらず、優しい子だよ!」





そう言いながら、ヨシヨシとハグしてくる老女。





「そんなに声を震わせて、怖がらなくていいんだよ?りんどーって坊やが、悪い子じゃないのは知ってるからね。」

「えっ!?」

(もう一人の私のなにを御存じと仰るので!?)

「凛道蓮が現れてから、町の治安が良くなったって、町内会長をしてる大原さんって人が大喜びしてるからね。警察よりも役に立つそうだ!そうなんだよね、タカ&トモ?」
「そうっすよ!凛道さん、正義の味方みたいで、思わず応援したくなるくらい漢気あるんだよ~!」
「それな!まさしく凛道君、ヒーローだね!法で裁けない悪を裁く人で、痛快だから応援のし甲斐があるんだよ!」

「そ・・・そうなんですかぁ~・・・・」

(・・・なにそれ?また噂に尾ひれついてる感じなの?)



てか、私別に、正義の味方も、ヒーローもしてないんだけどな・・・。



(とはいえ、ここで信じないのはおかしいから、共感する姿勢を見せておこう!)



「そ、そうだったのですか!?ケンカの話しか、クラスメート達は話してないので、怖いイメージになってました!以後、気をつけます!」



「「ぜひよろしく!!」」
「はい、了解です!」





敬礼して見せれば、タカ&トモも敬礼し返してくれた。

つーか、前見て運転してくれ。

事故るのだけは勘弁!