「ちーちゃん、なんでそんな約束をしちゃったの!?」
「コラ幡随院!!なんで俺が催馬楽に負ける流れになってんだオイ!?」
「だってリンリン!あいつ、リンリンを『奇跡だけで勝ち残っただけの強運だけある実力皆無男』って言ったんだよー!?ムカつかない!?」
「いや、関心ないので、何とも思いませんけど?」
「リンリンクール♪さすが俺のリンリン♪マジ、惚れ直した♪これで催馬楽にリンリンが勝てば、ここら辺ででかい顔してる半グレ共も大人しくなる系!さらにちーちゃんはもっとリンリンを大好きになる系♪」
「オイイイ!!俺を無視するんじゃねぇ!!凛道とタイマンするのは俺だ!!催馬楽は俺がぶちのめす!!」
「とはいえ、油断は禁物系!リンリン、奴はボクサーデビューもしてるから、戦う時は十分に気をつけてね!?なんならちーちゃんが、ボクサー対策の特訓を手取り足取りしてあげようか!?うん!それがいいね!今日からでも、ちーちゃんがリンリンを独り占―――――じゃなくて♪特訓してあげる♪」
「だから話を聞けテメー幡随院!!」
「しかも、わが君を独占する宣言しやがりましたね?」
「凛さんを独り占めするのは許さねぇぞ!?」
「凛先輩を独占すんな!!」
「外野がうるさーい♪リンリン、ボクシング覚えようよー♪」
「えーと、あの・・・ちーちゃん、ボクシングの経験あるのですか?」
「うん♪基本、格闘技全般の起訴は習得してる系~♪リンリンを食事面からサポートするからね♪」
「いや、僕ではなく、円城寺君に特訓とサポートをしてあげて下さい。」
「はあ!?そんなもにいるか!!余計なこと言うな凛道!!」
「OK♪リンリンの御願叶えてあげる♪えんちっちもついでに、鍛えてあげる系♪」
「だからいらねぇって言ってるだろう!?しかもついでってなんだ!?ついでって!?」
「そうですよ、ちーちゃん。僕ではなく、円城寺君の特訓とサポートをして下さい。」
「えー!?リンリンメインが良い!」
「俺だってお断りだっ!!」
「長政、円城寺、これは総長命令だ。」
長引かせるのもよくないと思い、魔法の呪文を唱える私。


