彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「そうだぞ!!『モニカ』の名前でモデルしてんだぞ!!?今月も有名メンズ雑誌『プリンスロード』の表紙も飾ってるだろーが!!」
「知りませんでした・・・!」
「うふふ♪凛ちゃんが知らないのも仕方ないわ~聞かれなかったもんねぇー♪テヘ♪」
「じゃあ、モニカちゃんは女性の身体になるために、メンズモデルをしてるということですか?」
「そーゆーこと♪男のふりするのは嫌だけどぉ~宝塚の男役をやってるつもりで演じてるわぁ~♪そう思えば、高収入だけど嫌な仕事も楽しく出来るからね♪」
「なるほど・・・!」



さすがモニカちゃん・・・ポジティブだわ・・・。



〔★前向きな発言だった★〕





「僕、モニカちゃんの男装モデルのお仕事、心から応援してます。」
「!?ありがとぉ~凛ちゃーん♪そう言ってくれるのは、凛ちゃんだけよー♪そうなの!男装なのよ!そこらへん、わかってる凛ちゃんがエモーい♪んーちゅ♪」
「モ、モニカちゃん!?」





私の発言に、一瞬目を見開いた後で、満面の笑みを浮かべながら私のほっぺにキスするオネェさん。





「凛ちゃん、だぁい好き~♪」
「くすぐったいですよ、モニカちゃん?」





頬ずりしながら抱き寄せられ、正直な感想を述べれば―――――――





「痛い!?」





お尻に激痛が走る。





「凛道蓮さんよぉ~良いご身分だな、コラ・・・!?」
「カ、カンナさん!?」





ガチギレ状態のカンナさんが、私のお尻をつねっていた。





「な、なんで怒ってるのですか??」
「うるせぇー!この女ったらし!!」

ギュウ!

「痛たたた!?」





質問すれば、再度お尻をつねられる。





〔★凛は理不尽な目にあっていた★〕