彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「涼子ちゃん、そのヘアピン・・・」
「え!?あ、あの、おかしいですか?」
「いや、俺があげたのだよね?」
「そうですが?」
「3種類あげたけど・・・もしかして、使い分けてる?」
「!?き、気づかれちゃいましたか?」





私の問いに、頬を染めながら涼子ちゃんは言う。





「学校でつける用と、プライベートでつける用と、凛君に会う時だけつけるものとに・・・分けて使ってます・・・。」
「大事にしてもらえて嬉しいよ、涼子。」
「凛君!?」
「愛しいよ、涼子。」
「~~~!?」





涼子ちゃんの耳元で優しく囁けば、顔を真っ赤にしてうつむいてしまう、菅原凛と近しいものを持つ優等生女子。
親近感があってすごく好感度が上がる。





ゴン!!

「痛!?」

「いつまでベタベタしてんだコラぁぁぁぁぁ!!?」
「カンナ、さん。」
「リップサービスしろとは言ったが、集会前にたるんでるんだよ!!やりすぎなんだよナンパ野郎!!」
「カンナはそのピアス、変えないのか?」
「は、はあ!?なんだよ、急に!?」
「俺がプレゼントしたものだよな?」
「う、うぬぼれるんじゃねぇ!!モニカ先輩が最高に似合うっていうからつけてるだけだ!!」
「そっか。じゃあ、これからは、カンナへの贈り物は朝霧先輩に相談しないといけないな。」
「はあ!?い、いらねぇーよ、ばか!」
「そうだな・・・当分はいいか。似合ってるからよ。」





そう告げ、赤いピアスがついているカンナさんの耳たぶに触れる。





「あん♪ちょ!?」





耳に触れただけで、急におとなしくなるカンナさん。
そんな姿を、珍しいと思いながらリップサービスをした。





「惚れ直しちまうぐらいキレイだぜ、カンナ。」
「ばっ・・・・!!?」





耳をなぞりながら言えば、口をパクパクさせながら動かなくなってしまうカンナさん。
冬だというのに、顔が赤いが血行がいいのだろう。