彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






(菅原凛=凛道蓮だと知る人間を、これ以上増やすわけにはいかない――――――)





例えそれが、後藤先生であってもだ。





「うはははははは!ずいぶん早くから学校にきとるんやのぉー!おはようさーん!!」




決意を新たにした時、陽気で明るい大声が響き渡る。





「や・・・ごじゅうあらしくん。」
「うはははははは!菅原さん、後藤先生、おはようちゃーん!」





龍星軍の特攻服姿に、通学カバンを持ったヤマトがこちらへと歩いてくる。





(こいつ・・・この姿で家から学校まで来やがったのか!?)


目立つマネするなっちゅーの!!





頭痛を覚える私同様、後藤先生も戸惑い気味に返事をする。





「お・・・おはよう、ごじゅうあらし君。あの、あなた・・・その姿で、授業を受けるつもりなの・・・?」
「うははははははーい!理事長先生の許可は取れとりまーす!!」


(弱み握ってるからな、こいつ・・・)



「うはははははは!!改めて菅原さん、おはよー!!」
「お、おはようございます、ごじゅうあらしくん・・・。」
「うはははははは!再テスト勉強できたー!?なんや、わしが受けたテストとは違う、難しい問題ばっかり出してへんか―!?」
「え!?なぜ、ご存じなんです?」





ヤマトにテスト内容は、話してないはず。
これにヤマトは、グッと親指を立てながら言った。





「うはははははは!採点前の菅原さんの答案、見せてもらったねん!!理事長先生の許可付きで!!」



(どんだけパパ活、嫁バレしたくねぇーんだよ、ジジイ・・・!)



〔★良い子の皆は、パパ活に関わっちゃダメだよ★〕