(菅原凛=凛道蓮だと知る人間を、これ以上増やすわけにはいかない――――――)
例えそれが、後藤先生であってもだ。
「うはははははは!ずいぶん早くから学校にきとるんやのぉー!おはようさーん!!」
決意を新たにした時、陽気で明るい大声が響き渡る。
「や・・・ごじゅうあらしくん。」
「うはははははは!菅原さん、後藤先生、おはようちゃーん!」
龍星軍の特攻服姿に、通学カバンを持ったヤマトがこちらへと歩いてくる。
(こいつ・・・この姿で家から学校まで来やがったのか!?)
目立つマネするなっちゅーの!!
頭痛を覚える私同様、後藤先生も戸惑い気味に返事をする。
「お・・・おはよう、ごじゅうあらし君。あの、あなた・・・その姿で、授業を受けるつもりなの・・・?」
「うははははははーい!理事長先生の許可は取れとりまーす!!」
(弱み握ってるからな、こいつ・・・)
「うはははははは!!改めて菅原さん、おはよー!!」
「お、おはようございます、ごじゅうあらしくん・・・。」
「うはははははは!再テスト勉強できたー!?なんや、わしが受けたテストとは違う、難しい問題ばっかり出してへんか―!?」
「え!?なぜ、ご存じなんです?」
ヤマトにテスト内容は、話してないはず。
これにヤマトは、グッと親指を立てながら言った。
「うはははははは!採点前の菅原さんの答案、見せてもらったねん!!理事長先生の許可付きで!!」
(どんだけパパ活、嫁バレしたくねぇーんだよ、ジジイ・・・!)
〔★良い子の皆は、パパ活に関わっちゃダメだよ★〕


