(あー!マジで、菅原凛=凛道蓮とバレないだろうな!?)
不安を抱える私をよそに、ヤマトは鼻歌を歌ってる。
そのまま下駄箱まで言って靴を履き替えると、裏門の方へと移動する。
そこで私は、なぜヤマトが裏門と言ったのか、その理由を知ることに事になる。
パッパッパッ!!キキキ―!!
「きゃあ!?」
「菅原凛っ!!」
レトロな車が、私の目の前で急停車する。
同時に、後部座席が開き、名前を呼ばれる。
「乗りな!!」
「え!?」
「船越師範!?」
ひょいっと私を持ち上げると、強引に車に乗せる熟女。
「うはははははは!ほなまたな~!」
「ええええええええ!?」
ドアが閉まる寸前、ヤマトがいい笑顔で手を振ってくれた。
「大丈夫だったかい、愛弟子!?」
「ど、どうして、船越師範がここに!?」
「なーに!病院帰りに、寄ろうと思ってたのさ!なぁ、先生!?」
「そうですよ~ご無沙汰してますね、菅原凛さん。」
「シゲ先生!?」
てっきり、運転してるのはタカ&トモさんだと思っていたのが、シゲ先生だったので驚いた。
「お、お二人はどんな関係ですか!?」
「「患者と医者。」」
「ええ!?」
驚く私に、船越師範は楽しそうに話す。
「竹中先生は名医な上に、顔が広いからねー!いじめによる精神的苦痛の診断書を用意してほしくて、医者の紹介を頼んだのさ!愛弟子の写真を見せてね!そしたらあんた、夏場にお世話になってるっていうじゃないかい!びっくりしたよ!!」
「・・・私もびっくりです。」
タカ&トモさんに続き、シゲ先生が出てくるんだもん。


