彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






(あー!マジで、菅原凛=凛道蓮とバレないだろうな!?)





不安を抱える私をよそに、ヤマトは鼻歌を歌ってる。
そのまま下駄箱まで言って靴を履き替えると、裏門の方へと移動する。
そこで私は、なぜヤマトが裏門と言ったのか、その理由を知ることに事になる。





パッパッパッ!!キキキ―!!

「きゃあ!?」
「菅原凛っ!!」





レトロな車が、私の目の前で急停車する。
同時に、後部座席が開き、名前を呼ばれる。





「乗りな!!」
「え!?」
「船越師範!?」





ひょいっと私を持ち上げると、強引に車に乗せる熟女。





「うはははははは!ほなまたな~!」
「ええええええええ!?」





ドアが閉まる寸前、ヤマトがいい笑顔で手を振ってくれた。





「大丈夫だったかい、愛弟子!?」
「ど、どうして、船越師範がここに!?」
「なーに!病院帰りに、寄ろうと思ってたのさ!なぁ、先生!?」
「そうですよ~ご無沙汰してますね、菅原凛さん。」

「シゲ先生!?」





てっきり、運転してるのはタカ&トモさんだと思っていたのが、シゲ先生だったので驚いた。





「お、お二人はどんな関係ですか!?」
「「患者と医者。」」
「ええ!?」



驚く私に、船越師範は楽しそうに話す。



「竹中先生は名医な上に、顔が広いからねー!いじめによる精神的苦痛の診断書を用意してほしくて、医者の紹介を頼んだのさ!愛弟子の写真を見せてね!そしたらあんた、夏場にお世話になってるっていうじゃないかい!びっくりしたよ!!」
「・・・私もびっくりです。」



タカ&トモさんに続き、シゲ先生が出てくるんだもん。