彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




(最悪だな・・・!)



「井谷先生、火は消しましたけど、火をつけたのは渕上ルノアさんですよ。」
「またそんな大ウソをつくのか!?」
「大ウソは渕上ルノアさんの方です。いじめの記録ノートは、私が渕上ルノアさんにどんないじめを受けたか記されたノートです。それを目の前で燃やされたんです。」
「本当にお前は――――――また親を呼ばれたいか!?停学にしてやろうか!?」
「井谷先生、あなたも立派ないじめの加害者です。」
「このガキ!!」





そう叫び、井谷が手を振り上げる。
再び殴られると、奥歯をかみしめた時だった。







「うはははは!!!」







ひときわ大きな声。
それで失笑がやみ、辺りは静かになった。





(え!?この声は――――――――――!?)





反射的に声のした方を見れば、予想通りの人物が立っていた。







「龍星軍、13代目特攻隊長、ごじゅうあらしヤマト、推参!!!」


(ヤマト!!)







その言葉取り、特攻服姿でヤマトが現れた。





〔★関西男子が登場した★〕





「うははははははーい!邪魔やから、どいてどいて!!」





そう言って、グーで出入り口にいるクラスメート達を押しのけていくヤマト。
B組の教室にドカドカと入ってくる。
予想外の来客に、井谷は困惑の声を上げる。





「あ・・・あなたなんなの!?なんですか、その服装は!?」
「うはははは!あゆみが丘学園でのわしの正装でーす♪」
「そんなわけないでしょう!?」
「はい、ウソォ~♪」





今まで井谷がしていたように、おどけたポーズで否定するヤマト。