「きゃああ♪」
「菅原さんが火をつけた♪」
「菅原さん怖い♪」
「みんな外に逃げろ~♪」
バタバタと、うふふ、キャッキャッと言いながら、教室から出ていくクラスメート達。
バシ!
バシ!
バシン!
「っ!?」
その際、消火活動をする私を叩いて行くやつらもいた。
しかしそれどころでは、ない。
(燃え広がったら大変だ!!)
必死に消火活動をしたことも・・・早い段階で火が小さかったこともあって、火はすぐに消えてくれた。
その代わり、私のいじめが記録されたノートは、真っ黒な肺の塊になってしまった。
(私のいじめ記録ノートが・・・!)
まあ、予備があるから、そんなに落ち込まなくてもいいんだけどね♪
とはいえ、これでハッキリとした。
後藤先生を襲ってケガをさせ、ノートを奪わせたのは渕上ルノアであると。
「渕上ルノアさん!あなたは―――――――――!」
教室の外から私を見てる悪女に、抗議しようとした時だった。
「みんな大丈夫!?菅原凛がボヤ騒ぎを起こしたんですって!?」
「みんなー!井谷先生呼んできたよー♪」
怒気を含んだ声を、楽しそうな声を発しながら、井谷と鳥海が教室に入ってくる。
井谷は教室内を見て私を見つけると――――――泡まみれで黒くなったいじめノートの残骸を持っている私に一直線に近づいてきた。
「菅原凛!!」
バシッ!
予想通り、平手打ちをされる。
「聞いたわよ!!渕上ルノアさんが菅原凛にいじめられた内容を記録したノートをライターで燃やしたそうね!?」
「はあ!?」
(そんな風に話をすり替えたのか!?)
あまりにも斜め上の内容に、怒りを通り越して呆れてしまう。
「火は沈下したの!?」
「・・・。」
「答えろ菅原凛!」
「見ればわかると思いますが?井谷先生の目は飾りですか?」
「この馬鹿者!!」
パン!!
今度は反対の頬を叩かれる。
それで、私達の様子を見ているクラスメート達から、押し殺すような笑い声が聞こえる。


