「おい!謝ってやってるんだから、なんとか言えよゴミ原!わざとじゃないんだからさー♪」
中山が顔を近づけながら言ってくる。
私がどんな表情になってるのか知りたいらしい。
周りもゲラゲラと、男女問わずにお腹を抱えて笑っている。
(・・・・菅原凛に失うものは何もない。)
再度そう思い直うすと、ニコッと中山に笑いかけた。
「へ!?」
途端に、中山の顔がかたまる。
ゲラゲラ笑っていた周囲の空気が変わる。
「そうですね。中山君、わざとやったわけじゃないから、仕方ないですよね。」
ニコニコしながら言えば、明らかに中山が動揺する。
「そ、そうだよ!だから弁償なんかしないからな!!」
同様からすぐに、お調子者の顔に戻る。
きっと、私が何をしても許すと勘違いしたのだろう。
残念だけど、そうはいかない。
「中山君、顔、虫がついてますよ。」
「はあ!?虫だと!?」
「危ない!!」
キョトンとする中山に向かってそう叫ぶと、利き手に力を入れて思いっきりふきった。
バチ―――――ン!!
「ぐわ!?」
ガッターン!!
ドサッ!!
凛道蓮モードで平手打ちをする。
それで中山の身体をぶっ飛んだ。
(意外と飛んだな。)
「い、いってー!!いてぇいてぇいてぇ!!」
大げさに中山が頬を抑えながらもだえる。
相変わらず、お芝居が上手だと思う。
〔★凛の一撃、中山は本気で痛がっている★〕
「な、中山!大丈夫か!?」
「そんなに痛かったのか!?」
「じょ、冗談だよな!?」
「ガチだよ!めちゃいてぇ!」
駆け寄ってきた男子達に、中山は頬を抑えながら訴える。


