彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




報告を受ける。



「菅原凛は、船越春という護身術の先生の家で、この先暮らしていくそうです。学費と生活費も、船越春が出すそうです。」
「そう。報告ご苦労様、後藤先生♪」
「いえ、当然のことをしたまでですよ、渕上ルノア様。」



裏門で、新しく仲間入りしたパシリから、菅原凛の新着情報を聞く。
菅原凛が家に帰っていないことは、私を信用しきっている菅原凛の母親から入手済み。



「助かったわ、後藤先生。せっかくのおもちゃが、目の届かないところにあると思うと、気分が悪いのよね。」
「私にできることがあれば、何でもおっしゃって下さい。」
「そうするわ。」



この後とうという若い女教師・・・。



最初は菅原凛の味方なのかと警戒した。



ところがこの女―――――――――





「一目ぼれした渕上ルノア様のためなら、何でもします。」





レズビアン・・・同性愛者だった。





「私、今幸せです。嫌われるのを覚悟でカミングアウトしましたが、ルノア様は、私を否定しなかった。それだけでも、感謝の気持ちでいっぱいです。」
「当然よ。いじめの記録ノートを手土産にしてくれたんだからね♪」





菅原凛は、後藤が襲われて、いじめの記録ノートが奪われたと思っているみたいだが大間違い。
あれは、後藤が自分で自分の身体を傷つけ、襲われたふりをして通報した自作自演の芝居。