彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「烈司、お前『やっぱり』って言ったけど―――――」
「ああ・・・凛たんが、渕上ルノアに怒りを向けてるの、気づいてたのよな。」
「なにそれ!?あの小娘、凛ちゃんに何かしたの!?」
「何をしたかわからねぇが、敵を見る目はしてたじゃんか?なあ、伊織?」
「うむ・・・今思えば、そのように思えるな。」
「そっか・・・。」

(まさかとは思うが・・・・・・凛を精神的に不安定にさせたのは、渕上ルノアが関係してたりしないよな?凛は渕上ルノアめがけて、水のペットボトルを――――――――ん?)





そこまで考えて、再びあることに気づく。





「皇助・・・。」
「わはははははは!!なんだ、瑞希!!?」
「お前―――――――――口では渕上ルノアにペットボトルの水が当たらないように守ったっていうけど、オメーが渕上ルノアごとよけたせいで、ペットボトルの水は、催馬楽メテオに当たったよな・・・!?」
「わはははははは!!良い感じに命中したな!!」
「お前・・・・あれ、渕上ルノアにあてさせとけりゃ・・・凛がバトルロワイヤルしなくても済んだんじゃねぇのか・・・!?」
「わはははははは!!そうなるな!!」
「テメ~~~~~~~!!修羅場目当てで、わざと調整してよけやがったな――――――――――!!!?」
「わはははははは!!気づくのおせーぞ!!俺様は、凛道蓮武勇伝に貢献してやったんだ!!よかったろー!!」
「よくねぇよボケ―――――――――――――!!」
「わははははは!!」

「「「「皇助っ!!」」」」





意図的に修羅場を作ったツレに声を上げる俺達。
頼むからこれ以上凛が、トラブル巻き込まれないことを、俺はひたすら願いながら皇助を叱るのだった。