「いじめを我慢したことで、調子に乗らせただけだった!!いじめっ子を、いい気にさせただけだった!!どんどんいじめはエスカレートした!!」
「凛。」
「宿題を見せただけなんだよ!?いじめっ子の恋人に毎回頼まれて、宿題を見せていただけだよ!?その取り巻きも、一緒になって僕が夜なべしてやった宿題丸写ししたくせに!!なのに、恋人に優しくしたからって理由で、いじめられるとか理不尽だよ!!」
「・・・ああ、理不尽だ。」
「いじめがスタートした時点で、初めから味方がいなかった!!だから諦めた!!助けを求めたけど、大人はだれも助けてくれなかった!!真面目に過ごしてるのに!!学校では正しく生きていたのに!!不真面目で、お金と地位のある方を、担任は、教師たちは、学校側は味方した!!」
「ひでぇな・・・。」
「僕のなにが悪かったの!?宿題を見せない方がよかった!?見せなかったら見せなかったで、悪く言われるに決まってる!!穏便にすましていただけなのに、なんで恩を仇で返すマネされなきゃいけないの!?ねぇ、なんで!?」
瑞希お兄ちゃんにすがりつき、泣きついて毒をはき散らす。
我慢していた気持ちを吐き出す。
「僕ばっかり我慢して!!僕の人生何なの!?何のために生きればいいの!?」
「凛が一番大切なものはなんだ?」
「瑞希お兄ちゃん!!」
顔を上げて即答する。
それで、キレイな双璧と視線が交差した。


