彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「凛道蓮の恐ろしさは、真田瑞希譲りだな。」
「え!?」
「タイマン当日は、殺すつもりでやりあおうね。凛道蓮・・・!」
「ええ!?」





そう言い残すと、仲間と共にお店から出ていく中尾カノン。
カランカランと言う音が鳴りやんだ時、叫び声が上がった。





「くそっ!!バカにしやがって!!」
「円城寺君?」





声を上げたのは、常に怒っている男子だった。





「あの野郎!!中尾カノンめ!!俺のことは眼中にないって態度を取りやがって!!」





そう言うなり、近くにあった机をこぶしでドン!と叩く円城寺君。



「あ・・・痛そう・・・」
「大河の心配してる場合かよ、凛?」
「カンナさん。」
「北条の頭、完全に凛を下見に来たんだぞ?わかってるのか?」
「下見って・・・」
「うははは!完全に凛を偵察しに来た感じやったでー!」
「ウェイウェイウェイ♪さすがリンリン♪敵にチェック入れられちゃってる系♪」
「敵を前に、マイペースな凛先輩、マジ尊い!!」
「ご安心ください、我が君。あのレベルの敵ならば、我が君の敵ではございません!」
「そうっすよ!凛さんと戦うことになっても、凛さんの敵にはなりません!」



カンナさんの言葉にあわせるように、私のところに集まってくるヤマトとちーちゃんと雷太とつなぐと可児君。



「おい可児!!聞き捨てならねぇぞ!?凛道と戦うのは俺だ!!中尾と凛道蓮が戦うなんざあり得ねぇー!!」
「うるせー!見向きもされなかったくせに、大口叩くなボケ!」
「そーだ、そーだ!凛先輩のお世辞に、食いつきもしなかったぞー!」
「中坊テメー!!」


「おーい、おしゃべりはそのへんにしろよ!」
「瑞希お兄ちゃん!」



再び険悪になりそうなのを、瑞希お兄ちゃんが止めてくれた。