彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)








「凛・・・!」

「ははははは!凛らしいな~!!」







呆然とするカンナさんの肩を瑞希お兄ちゃんが叩き、そのまま私のあとについて来てくれる好きな人。





「こ・・・硬派っす!!硬派っすよ、凛さん!!」





これを見た可児君が、そう叫びながら、何故か拍手し始める。
それに共鳴するかのように、会場中からパチパチと拍手と声援がわき起こる。





「凛道さんマジ男の中の男!!」
「円城寺もよくやったぞー!!」
「マジ、尊すぎるー!!」
「また2人で戦って下さーい!」





そんな風に温かい声があちこちから上がる。

それは、戦った者からも・・・・・






「チッ!良い男じゃねぇか、凛道蓮!!女だったら、惚れちまってるよ!」
「あーん、わかります、カノンさん♪でもでも!真穂さんが一番に変わりはないけど、ちょっと凛道蓮に惚れたかもぉー♪」
「こいつぅ~♪今夜はお仕置きだぞぉ~♪」
「いやぁ~ん♪優しくしてぇ~♪」
「ははははは!完全に、凛道蓮に主役をかっさらわれたぜ!!まっ!こういう負け方も悪くないな!!次は俺が勝つけどな!!」
「そうっすよ!児雷也さん、ならできます!
「絶対リベンジしましょう、虎太郎先輩!!」
「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!俺より目立ちやがって凛道蓮!!絶対に、絶対に、絶対に!!長政を奪い返してやる!!調子に乗れるのも、今のうちだけだぞバーカ!!」
「メテオ~落ち着いて!早く病院へ行こうよぉ~」
「血まみれの服も着替えなきゃ~!早くカッコイイメテオに戻って~」





私と戦った者からも、個人差はあるが戦いの感想に関するお声を頂いた。
そんな周囲の声を聴きながら、目だけで渕上ルノアの方を見る。








「凛道蓮さぁ~ん♪」








姫月愛紗のような声で、媚びた姿をさらすいじめっ子のボスに胸やけを感じる。









(『今』じゃない・・・。)








渕上ルノアをぶちのめすのは今じゃないが――――――――










(いつか必ず、ぶちのめしてやる・・・!!)










そう心に誓いを立て、漢モードのまま、円城寺君を担ぎ直す。
そして、大事な人達と共に、戦場を後にするのだった。






〔★凛は、漢のバトルに勝利した★〕