「今回は、凛の勝ちってことにしといてやるよ。」
「カンナさん・・・。」
「オラ、大河!さっさと凛から離れ―――――!」
ビリ!
「はあ!?」
「カンナさん?」
ビリビリビリビリ――――ドサッ!!
「わっ!?円城寺君!?」
「た、大河――――!?」
「こいつ・・・。」
「うはははは!!えんなんちゃらくんが、凛の特服、やぶいてもーた♪」
ヤマトの言葉取り、円城寺君が握りしめていた私の特攻服の部分が破れ、円城寺君は私の特攻服の一部を握り締めたまま、床に倒れこんでしまった。
その姿に驚く私とカンナさんと笑みを浮かべる瑞希お兄ちゃん。
「大河の奴・・・大した根性だな。」
「わはははは!!まったくだぜ!!死んでも凛助を離さない執念で、凛助の特服、破っちまいやがったぜ~~!!!」
手を叩いて爆笑する百鬼に、観客達はどよめき始める。
「凛道蓮さんも怖いけど、円城寺君もこわー!」
「凛道さんとは違った意味で、こえぇえー!」
「執念深い、円城寺さん・・・!」
「敵に回したくないわ、円城寺大河・・・!」
(観客の言う通り、執着されると厄介だね、円城寺君は・・・。)
そう思いながら、マッドに沈んだ円城寺君へと身をかがめる私。
それは爆裂団も同じだった。
「大河~!りんどー相手に無茶しやがって!」
「よくやったぜ、大河・・・。」
「馬鹿大河が!」
そう言いながら、円城寺君の周りに集まる爆裂団達。
その姿を見ながら私は言った。
「僕が勝ちましたから、円城寺大河は僕の好きにしていいですよね?」
「「はあ!?」」
「凛!?大河に何する気だ!?」
「好きにします。」
それで爆裂団の――――――カンナさんの目の色が変わる。
困惑した表情で私に食って掛かる。
「おい!?お前に限って、妙な真似しないとは思うが、大河を侮辱するなら―――――――!」
「失礼しますよ。」
グググ・・・・ヒョイ!!
「「え!?」」
「た、大河を担いだ!?」
カンナさんの言葉通り、重たいコメ袋を運ぶ要領で、円城寺君を肩に担ぐ。
「それではみなさん、さーよう、ならぁぁぁ~~~~~~~~~~~~!!!!!」
そう叫んで、トコトコと、出口に向かって歩き始める私。


