彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「凛道蓮、戦う前に会えてよかったぜ・・・!お前は間違いなく、猫のふりをしている虎だ・・・!!必ずお前に私は勝ち、全国制覇を成し遂げてみせる!!」
「えーと・・・。」
「ふふっ!急に訪ねて悪かったね!帰らせてもらう。」





そう言って中尾カノンが立ち上げれば、残りの2人もあわててカフェオレを飲んで立ち上がる。





「今日はラッキーだったわ。凛道蓮ばかりか、初代龍星軍のメンバーに会え、初代総長のカフェオレまで飲めたからね。」





ニヒルに笑うと、小網武里は財布を取り出したのだが―――――――――





「おごりだ。」
「っ!?」
「え!?」
「真田先輩!?」





財布から冊を取り出そうとした小網武里の腕を、瑞希お兄ちゃんが掴んでいた。





(いつの間に側に来てたの!?まったくわからなかった・・・・・!)





「美味かったか、ガキ共?」





瞳孔を開きながら聞く瑞希お兄ちゃんに、左右の2人は固まったが、中尾カノンだけが苦笑いを浮かべながら告げる。





「最高・・・でした。」
「ありがとよ。まっすぐ帰れよ・・・?」





そう言って、中尾カノンから手を離す瑞希お兄ちゃん。
そのまま、互いに視線を向けあう瑞希お兄ちゃんと中尾カノン。

(な、なにこれ!!?瑞希お兄ちゃんと見つめあうなんて!!!)

さっさと視線そらせ馬鹿女!!

そう念じれば、望みは叶った。



「・・・失礼しました。」





先に視線をそらしたのは、北条高校の学生。
振り返らずに出入り口まで行く中尾カノンに、慌ててついて行くお供の2人。
しかし、ドアに手をかけた時、首だけでこちらを振り返りながら中尾カノンは言った。