「わははははははは!!いつでも現役復帰可能なプロレスラー、クレージー・キングに会わせてやろうかぁ~!!?」
「ひいいいいいいいい!!遠慮します!!遠慮します!!速やかに、俺の身体から離れて下さい!!」
「だったら、凛と大河の試合を中止にしろ。今すぐにだ!」
「野獣先輩引き離すのが先っすよ!!」
「わはははははは!!」
「すいませーん!ちょっとお話良いですかー!?」
「あん!?」
話をまとめようとしているところへ、誰かが割り込んできた。
いたのは、見覚えのある面の女。
「お前・・・高千穂ともめたガキじゃねぇーか?」
「え?高千穂さんと、もめるわけないじゃないですかぁ~?」
そう言って笑うが、間違いない。
俺を女だと間違えた、高千穂が嫌ってるクズ女だ。
「あの~あなた様は、凛道蓮さんのお兄様の真田瑞希様ですよねぇ~?私、凛道蓮さんを推してる渕上ルノアって言いますぅ♪」
「そう嫌そんな名前だったな。消えろ!クソガキ!」
「こわーい♪チラッと聞こえたんですけど~この試合を中止させるおつもりですかぁ~?」
「消えろって日本語が、わからないのか!?」
メンチをきるが、ひるむことなく笑顔を保ち続けるクソ女。


