「改めて自己紹介する。私は北条高校で番を張ってる1年の中尾カノンだ。はじめまして、凛道蓮。」
「はじめまして、中尾さん。ならば僕も、改めて自己紹介しよう。龍星軍の4代目総長をしている凛道蓮だ。」
「凛道蓮は、東山高校の学生で間違いないか?」
違うと言おうとしてやめる。
「ノーコメントです。」
(凛道蓮はミステリアスなキャラだから、謎のままにした方がいいや。今更、生徒じゃないって誤解を解くのも面倒だし。)
〔★凛は回答を放棄した★〕
「東山の制服を着ている姿を、うちの生徒が目撃してるが?」
「単なるコスプレですよ。」
「東山のトップはお前じゃないのか?」
「違いますよ。東山高校の番を張ってるのは円城寺大河君です。実力はピカ一ですよ。中尾では勝てないと思います。」
「てめ!?」
「中尾さんになんて口の利き方を!?」
「黙ってろ!」
「え!?」
「中尾さん!?」
「俺は凛道蓮とサシで話しをしたいんだ。黙って、出されたカフェオレ飲んでろ。」
「「わ、わかりました・・・。」」
それでチビチビとカフェオレを飲み始める男子2人。
(男女平等になったとはいえ、男2人を黙らせるなんて・・・カンナさんと同じだな。)
そう思いながら見ていれば、中尾カノン自身も、カフェオレを一口飲んでから言った。
「美味いカフェオレ。」
「そうでしょう!?瑞希お兄ちゃんの作るカフェインはどれも絶品ですからね♪」
「噂通り、ブラコンなのは間違いないな?」
「自他ともに認めるブラコンですが、なにか?」
「ぶっ!?」
「やぁーだぁ~クスクス・・・」
「ふふふ・・・」
「わははは!」
「凛、オメーって奴は・・・!」
中尾真穂の言葉に同意すれば、烈司さんとモニカちゃんと獅子島さんと百鬼が笑い、瑞希お兄ちゃんがあきれたような声を出した。
(何かおかしなこと言ったかな、私?)
「騙されないわよ。」
「え?」
「小動物のふりをしても、私は騙せないよ、凛道蓮。」
言ったのは、北条高校の番を張ってる人。
それまでとは違う、鋭い視線を向けると、カップを置きながら言った。


