「モニカ先輩!!人目のあるところでしないで下さい!!一応、メンズモデルなんですからね!!」
「あはははは!ごめん、ごめん、やきもち妬かせたわね~♪」
「そ、そんなんじゃないっす!!失礼します!!」
真っ赤な顔で言い放つと、ドスドスと足音を立てながら烈司さんの側に帰っていくカンナさん。
「待てよカンナ!」
「悪いな、凛道君。」
そんなカンナさんの両隣りで、困り顔の悠斗君と苦笑いをする秀君。
「カンナさん。」
親衛隊長に視線を向けるが、目が合ったところでそっぽを向かれた。
(私が一体何をしたと・・・・・・・・?)
なぜ怒るのですか、カンナさん?
〔★凛は多分、悪くない★〕
「凛君、大丈夫ですか?」
「てか、ますみのりっくんになんてことするのよあの女!?文句言ってやるぅ~!」
「やめなさい!タイマン前だから気が立ってるのよ。りっちゃんも気にしてないみたいだから、そっとしておきましょう。いいわよね、りっちゃん?」
「あ、はい。その方向でお願いします。」
「りっくんがそう言うなら我慢するけど・・・もぉ~りっくん、優しすぎ!」
瑠華さんが丸く収めてくれたので、その案に乗っかれば、渋々ながら、ますみちゃんも静かになってくれた。
「モニカ~あんまり高千穂を妬かせるなよ。凛たんが被害にあう。」
「高千穂は涼子ちゃんと違って気が強いからな。」
「わかってるわよ~浮かれたあたしが悪かったわよ~」
「わははははは!」
痛い思いをした私をよそに、和気あいあいと会話をする先輩方。
ここで私は気づく。
(瑞希お兄ちゃんの姿が見当たらないわ。)
「あの!烈司さん!瑞希お兄ちゃんはどちらですか!?」
「ああ、瑞希か。瑞希なら――――――――――」
「凛っ!!」
烈司さんの声を、私の好きな声が遮った。
(瑞希お兄ちゃんだ!!)
「瑞希お兄ちゃ―――――――――・・・・・・!?」
テンション高めで声を出して、言葉が途切れてしまう。
「待ってたぜ、凛!」
「・・・。」
そう語る瑞希お兄ちゃんの隣には、無言の円城寺君がいた。


