彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「相変わらず人気だな、凛たん。」
「わははははは!」
「烈司さん!百鬼さん!」





セコンドが決まったタイミングで、別行動をしていた先輩2人が声をかけてきた。
控室の入り口のドアにもたれかかり、にこやかに私達を見ていた。





「いつからいらっしゃったんですか!?」
「んー♪凛たんがラジオをセコンドに指名したあたりから♪」
「結構前からいましたね!?お2人だけですか!?」
「あたしらもいるぞ!!」





そう言って、烈司さん達の後ろから現れたのは、龍星軍の特攻服を着た、カンナさんと悠斗君と秀君の3人。





「カンナさん!」





名前を呼んで手を振ってみたが―――――――





「今日は、大河の味方だから!!」





そう言われてそっぽを向かれた。





(わかってはいたけど・・・ちょっと寂しいな。)





〔★カンナのサバサバ対応、凛はしょんぼりしている★〕





「りっちゃん、そんなに落ち込まないの。」
「瑠華さん。」
「カンナちゃんも難しい立場なのはわかってるでしょう?」
「わ、わかっています!」
「りっくんには、ますみがいるじゃなーい♪」

ガシ!

「ますみちゃん。」





そう言って私の右腕にしがみつく妹系女子。





「もちろん私もよ、りっちゃん♪そして、涼子ちゃんも♪」
「あ、あ、はい!私、凛君、応援します!」





そう言いながら、左腕にしがみつくセクシー女子と、背中の服をつまむ清楚系女子。





「ホホホ!さらには、モニカちゃんも味方よぉ~んーチュ♪」
「わ!?」





モニカちゃんに至っては、正面から抱きしめてきて、額にキスしてきた。
その直後だった。





「――――――――――――この軟派野郎!!」

ゴンッ!!

「痛い!?」





私の脳天に拳がさく裂する。





「デレデレしてんじゃねぇよ!!ばっかじゃねぇの!?凛のアホ!!」
「カ、カンナさん!?」





遠くにいたはずのカンナさんがいたこと、そのカンナさんがこぶしを握っていたことで、カンナさんに殴られたのだと理解する私。