彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「ヤマト!これ出してくれ。」
「うはははーい!お!?カフェオレでっか!?こりゃ、温まりますなぁ~!?」
「いいからさっさと持ってけ!」
「うはははーい!」



軽やかな足取りでヤマトがこちらに来る。



「うははは!寒かったやろう!?まあ、あったかいの一杯飲んでぬくもりやー!」
「悪いね。」
「どうも・・・」
「あざす・・・」
「うははは!お礼は、わしやのーて、キッチンに折るお兄さんに言いや!」

「「「あざっす!!」」」

「瑞希はーんありがとうゆーとります!!」
「聞こえた。」



そんなやり取りを終えると、ヤマトはカフェオレを3人の前・・・・と、私の前に置く。

え?私も飲んでいいの?飲む方向?

思わず瑞希お兄ちゃんを見れば、無表情でこちらを見ていた。



(・・・何考えてるかわからない瑞希お兄ちゃんも好き・・・♪)



好きな人を見た後で、視線を目の前の3人に戻す。
左右に座っている男子2人は、室内にいる面々が気になっているようで、視線をあちらこちらにただよわせていた。
ただ、真ん中に座った女子だけが、ジッと私を見つめていた。
だから聞いた。





「僕の顔に何かついてますか?」
「・・・いや、なにもついてない。見過ぎて悪かった。」
「それならいいです。シルキロールが珍しかったですか?」
「そうじゃない。初めて凛道蓮を見たから、魅入ってただけだ。」
「そういうセリフは好きな相手に言った方が喜びますよ。」
「ふっふ・・・参考にするわ。」
「そうして下さい。とりあえず、カフェオレが冷めないうちに飲んで―――――――」

ダン!!

「ガチで何しに来た!!?」





カフェオレがおかれたテーブルを叩き、低い声でそう言ったのは鬼姫。