彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






ヤマトが勝ちぬけした後、涼子ちゃんが勝ちぬけをした。
それでみんな文句は言いつつも、納得はしてくれた。
しかし、モニカちゃんと獅子島さんの活着はなかなかつかず、延々とあいこが続いた。





「「あいこでしょ!あいこでしょ!あいこでしょ!」」
「うはははははは!どんだけ、あいこの確率高いねーん!やっぱり仲良しの二人!」

「「仲良くねぇーよ!!」」





ヤマトが茶々を入れ、それに先輩2人が言い返した時、勝負が決まった。





「フッ・・・・ハハハハハハ!俺の勝ちだ!」





そういいながら、ちょきで、ピースをしながら宣言する獅子島さん。





「きー!くやしー!」





パーで負けたモニカちゃんが、その手でバシバシと獅子島さんの背中を叩くが、獅子島さんはへらへらしたままで、攻撃が効いているようには見えなかった。





〔★伊織は丈夫に出来ていた★〕





こうして、私はヤマトと涼子ちゃんに挟まれる形で座り、獅子島さんの運転する車に乗って、会場に向かうことになった。
獅子島さんの車には、あと2人、後部座席と助手席に座れたので、再びじゃんけんが起きる。





「おっしゃー!勝ったぁ!!」
「我が君やりましたよぉ~♪」
「ちくしょうー負けた!!」
「ナチュラルにムカつく系。」
「ますみ、りっくんと離れちゃったよぉ~」
「大丈夫よ、ますみちゃん。私も離れたから。」
「きいい!モニカ悔しい!!」





車に乗り込むまで大変だったけど、乗って車が動き出せば、車内は穏やかなものだった。





「よかったー体が小さいおかげで、我が君の隣に座る涼子殿の隣の後部座席に乗れました~♪」
「俺はでかいずうたいなばっかりに、助手席か・・・いや、いいんだ!凛さんのお側に入れれば、それでいいんだ!」
「涼子ちゃん、せまくない?僕の方よっていいんですよ?ほら、ヤマト!もっとつめて!」
「あ、ありがとう、凛君・・・♪」
「うはははははは!涼子ちゃんには甘対応、わしへは塩対応かいな!?」
「凛道、安心して車内でくつろぐがよい。」
「あ、ありがとうございます、獅子島さん!」





首だけで私を見ながら言う怖い先輩に、背筋を伸ばしながら言えば、フン!と言ってから視線を前に戻すメガネの先輩。