瑠華さんと涼子ちゃんはいいとして、正面から抱き着いてくるますみちゃんに、私の隠しているバストの存在がバレないか、冷や冷やした。
「ちょ、ますみちゃんはくっつき過ぎです!」
「いーよー♪ますみはくっつき虫だもん♪」
「私も~♪涼子ちゃん、せっかくだから腕組みしたら?」
「そ、そんな恐れ多い!」
「あん!小娘たちばかりズルいわ!モニカちゃんも混ぜなさい!」
ガバ!
「うわ!?」
そんな声に合わせ、モニカちゃんが後ろからハグしてきた。
(ますます、身動きが取れなくなったー!!)
〔★完全な四面楚歌だ★〕
女子4人に密着され、四苦八苦する私。
「うはははははは!凛はモテモテやのぉー!」
そんな私を、助けるどころ観察するヤマト・・・と、他の龍星軍メンバー。
「さすが凛さんだぜ!どんな女もいちころだぜ!」
「ウェイウェイウェイ!ちーちゃんも、リンリンにくっつきたいんですけど~」
「それはやめましましょう、長政殿。俺も我慢してますからね。」
「クソ!女どもめ!凛先輩に甘えやがって~!」
「やれやれ、どいつもこいつも凛道凛道と・・・。おい、そろそろ出発時間だぞ!各自、車に乗り込め!」
「あ、はい!わかりました、獅子島さん!みなさん、車に乗るので、一度離れ――――――!」
「はいはーい♪ますみ、りっくんと一緒に乗る!もちろん隣よ!」
「あら、私もりっちゃんと同じ車に乗るわ。」
「わ、私は・・・凛君のご迷惑にならないように、どこでもいいです。」
「そうはいかんぞ、涼子ちゃん!俺の車で、凛道の隣に座りなさい!」
「ちょっと待ってよ、イオリン!凛ちゃんは、あたしの車に乗せるのよ!?」
「何を言う!凛道は俺の車に乗せるんだ!」
「あたしよ!絶対譲らない!」
「わがままを言うな、モニカ!俺が凛道を乗せる!」
「お、おやめください、お2人とも!ケンカしないで下さい!」
「凛ちゃんはモニカちゃんの方がいいわよね!?お姉さんの味方よね!?」
「え?モニカちゃん?」
「凛道・・・俺を選ばなければ―――――どうなるかわかっているな・・・!?」
「ええ!?何する気ですか、獅子島さん!?」
火花を散らす先輩2人が、決定権を私にゆだねてきた。


