彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






ヤマトと共に『Felicita(フェリチータ)』に到着した時、そこに瑞希お兄ちゃんの姿はなかった。





「あれ!?瑞希お兄ちゃんは、お出かけですか??」
「おかえり、凛ちゃーん♪みーちゃんなら、あえてタイマン試合まで姿を消したのよぉ~チュ♪」
「姿を消した!?」





私にキスしながら出迎えてくれたモニカちゃんに聞き返せば、モニカちゃんは私を抱きしめながら言った。





「そうよぉ~!今日は、凛ちゃんと円城寺ちゃんのガチバトルでしょう?しかも2人は、どちらも真田瑞希命のボーイズ♪どっちか片方の側にいるとか、肩入れしてるような不公平な状況にしたくなくて、行き先も告げずに出かけたわ~♪」

「そういうことでしたか・・・」

そうよね・・・タイマン開始直後まで、瑞希お兄ちゃんが私につきっきりだと、さすがの円城寺君も傷つくわよね~



「ごめんね、円城寺君・・・私ばっかり瑞希お兄ちゃんを独り占めにして!!」
「うはははは!!逆の可能性と発想はないんかーい?」



〔★限りなく、ないだろう★〕





「それで?凛ちゃんは一体、どんな強敵とバトルしてきたの?」
「バトル?」
「モニカちゃんに隠してもムダ!顔面が修羅場になってるじゃない!」

「え!?」

うそでしょう!?

バレないように、ファンデーションぬってるのに・・・





「・・・目立ちますか。」
「あたしはわかるわよ!凛ちゃんの顔にあざをつくるなんて――――――――もしかして、身内にやられた?」
「!?」





その言葉にドキッとする。
そんな私にモニカちゃんは、笑みを引っ込める。