彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






私が合いかぎでヤマトの部屋に入った時、ヤマトはリビングでノートパソコンを操作していた。





「ヤマト!」
「お!?うはははは!!凛!凛!りーん!よう来たなぁ!てっきり、瑞希はんのところから、タイマン会場に行く思うとったのにー!」
「そのつもりだったんだけど・・・・・・!」





―信じるわけないだろう!!―





両親の記憶がよみがえる。





「うっ・・・!」
「凛?」





うつむけば、ヤマトが作業をやめて駆け寄ってきた。





「どないした?まさか――――――――自分の両親にでも会いに行ったんか?」
「やまとぉ・・・!」





本日2度目の号泣。
私は泣きながら、ヤマトに何が私に起きたかを伝えた。
ヤマトは私の肩を抱き、終始うなずきながら無言で話を聞いてくれた。





「・・・・ということで、最後はLEONさんしてる烈司さんに助けられてここまで来たんだ・・・!」





ヤマトへの説明を終えた時、目はしょぼしょぼになっていた。
そんな私にヤマトは、冷蔵庫の温かいものを入れるスペースから取り出したホットおしぼりを持って来ると、私の両目に暖かいおしぼりをあてながら言った。







「よくやったで!!偉いで!!凛!!」
「ヤマト・・・?」
「荷物まとめて、逃げてきて正解やねん!」
「本当に・・・正しかったのかな・・・?」
「当たり前や!LEONさんも占いでそうゆーたんやろう!?ふくろうがぶっ壊れた時点で逃げてもよかったぐらいなんや!ちと逃げ遅れてもーたけど、逃げれてよかったねん!!」
「捜索願出されないかな・・・?」
「時々学校に通えば平気や!」
「時々?」
「そや!テストがある時だけ、登校すればええやん!あと、出席日数を計算して、必要最低限の日数だけいけばいいんや!」
「でもそれだど、大学へ行くための内申点に悪影響が―――!」
「凛っ!凛はホンマに大学に行きたいんか!?」
「え?」
「今まで両親の言いなりで、大学に行かなあかん思い込んできただけちゃうか!?凛は将来、本当は何がしたいねん!?」
「私がしたいこと・・・・?」
「凛は、凛がしたいことして、人生楽しめばええねん!凛の人生は凛が決めてええもんやから!!」
「!?」







ヤマトの言葉に衝撃を受けた。