「ご、ごめんなさい!壊れました!」
「壊れたの?いつ??」
「あ・・・少し前に・・・」
「あら~俺、説明不足だったかなー?」
「どういう意味ですか?」
「俺さ~お嬢ちゃんに予言したよね?『嫌なことを3回まで我慢して出来なかったら逃げなさい』って?」
「あ・・・言われてみれば・・・おっしゃいましたね。」
「その3回目、つまり~仏の顔も三度まで、的な感じでお嬢ちゃんの限界が来たら、フクロウが壊れる術をかけてたんだよねー」
「そんなことしてたのですか!?なんのために!?」
「だってお嬢ちゃん我慢強いじゃん?いじめられっ子が我慢続けると悲劇が起こるんだよ~?現実問題、被害者であるお嬢ちゃんが、ネットにいじめ加害者として、事実捏造されるいじめに進化してるじゃんかー?」
「え!?」
まさか・・・
「フクロウのお守りが壊れた時点で・・・逃げていれば、ここまで大事にならなかったということですか・・・?」
「ピンポーン♪」
陽気な顔で、マヌケな声を出す烈司さんに殺意を覚える。
(こんな場面で、腹立つピンポン言いやがって!!)
〔★烈司の正解の音、凛の怒りをあおっている★〕
「けどよかったわ~間一髪で、動画配信者の餌食にならなくて♪」
「あ、はい!本当にありがとうございます!れい・・・LEONさんが、偶然通りかかってくれなかったら、今頃私は・・・・」
どうなっていたか、考えただけでゾッとした。
「いーよ、いーよ♪ネット見て、お嬢ちゃんがピンチだと知っちゃったら、いてもたってもいられなくなって、俺が勝手に来ただけだから♪」
「そうですか・・・勝手に来ただ・・・え!?勝手に来た!?」
ということは!!
「わざわざ、助けに来て下さったのですか!?」
「あははは♪そうともいうかもー♪」
「そんな・・・私、あなたに占いのお金も払ってないのに・・・タクシー代も出して頂いたのに・・・半年以上も前に1回会ったきりで・・・お客でもないのにどうして私なんかを助けて下さるのですか・・・?」
「そりゃあ、助けるでしょうー♪」
サイドミラーを見ながら烈司さんは言った。


