(ひどいよ・・・。)
静かに・・・音をたてないように、自室のドアを閉めてカギをかけた時、一気に涙腺が崩壊した。
「うっ・・・!!ううう、ううう、ううう・・・!!」
ベッドの掛布団を咥え、声を押し殺して泣く。
―信じるわけないだろう!!!―
―信じるわけないだろう!!!―
―信じるわけないだろう!!!―
「うっうっ・・・!」
呪いの呪文のように、両親の言葉が頭の中を駆け巡る。
(私・・・・・・お父さんとお母さんに、信じてもらえなかった・・・・・!)
信じてほしかったのに。
(信じてくれると思ってたのに・・・・・・・・!!)
もういやだ。
(死にたい。生きていたくない。いっそ本当に死んで―――――――――――!!)
―凛!!―
絶望した瞬間、好きな人の声が頭に響く。
「瑞希お兄ちゃん・・・・・。」
ダメだよ。
ダメだよ、凛。
死んだらダメだよ。
私、瑞希お兄ちゃんに告白してないでしょう?
凛は、瑞希お兄ちゃんのこと愛してるんでしょう?
(私は瑞希お兄ちゃんさえいれば、なにもいらないじゃないぐらい大好きで――――――――――・・・・・・・・・・・!!?)
「あれ?」
ちょっと待って。
(瑞希お兄ちゃんが側にいてくれるなら、お父さんも、お母さんも、いらなくない?)
子供を信用できない親と一緒にいる意味ってある?
(今の私に、お父さんとお母さんって、必要?)
「いらないよね。」
理性でそう答えを導き出す。
〔★凛は覚醒した★〕


