彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「おい、警察!今子供が親に虐待されてるよ!!取り締まりなさい!岩倉刑事!!」





そう言って、師範はこの現場の責任者に言ったのだが―――――――





「ぷっ!はははは!どこが虐待ですかぁ~?」





岩倉は笑い飛ばして相手にしなかった。
それどころか――――――





「今のはどう見ても、しつけでしょう?ねぇ、ご主人さん?」
「ははは!そうですよ!しつけなおしてやっただけです!」





お父さんと一緒になって、菅原凛を馬鹿にしてきた。





〔★1番悪いパターンだ★〕






これに船越師範が顔を真っ赤にして抗議する。





「この馬鹿者!!子供はお前達のアクセサリーじゃないんだよ!?」
「うるさいわね!岩倉刑事さん、早くあのぼけ老人を連れて行って下さい!」
「もちろんです。ではお邪魔しました。」





そう告げると、いつの間にか家の玄関に横付けされたパトカーに船越師範を押し込む岩倉。





「やめて!やめて、岩倉・・・さん!船越師範は、悪くないです!!」
「うるさい、オオカミ少女!!ほら、さっさと乗れ!」
「くっ!無念・・・!」
「船越師範―――――――!!」


ファンファンファンファン!





こうして私の目の前で、船越師範は警察に連行されてしまった。





「船越師範・・・!」





地面にうずくまっていれば、強い力で肩をつかまれた。





「立ちなさい、凛。」
「お母さん・・・!」
「せっかく帰ってきたんだ。今後のことを家で話すぞ、凛。」
「お父さん・・・!」
「さっさとしなさい!」
「あう!?」





2人がかりで私を抱えると、強引に家の中へと連れて入る。
この瞬間から、私VS両親との戦いが始まった。