「おい、警察!今子供が親に虐待されてるよ!!取り締まりなさい!岩倉刑事!!」
そう言って、師範はこの現場の責任者に言ったのだが―――――――
「ぷっ!はははは!どこが虐待ですかぁ~?」
岩倉は笑い飛ばして相手にしなかった。
それどころか――――――
「今のはどう見ても、しつけでしょう?ねぇ、ご主人さん?」
「ははは!そうですよ!しつけなおしてやっただけです!」
お父さんと一緒になって、菅原凛を馬鹿にしてきた。
〔★1番悪いパターンだ★〕
これに船越師範が顔を真っ赤にして抗議する。
「この馬鹿者!!子供はお前達のアクセサリーじゃないんだよ!?」
「うるさいわね!岩倉刑事さん、早くあのぼけ老人を連れて行って下さい!」
「もちろんです。ではお邪魔しました。」
そう告げると、いつの間にか家の玄関に横付けされたパトカーに船越師範を押し込む岩倉。
「やめて!やめて、岩倉・・・さん!船越師範は、悪くないです!!」
「うるさい、オオカミ少女!!ほら、さっさと乗れ!」
「くっ!無念・・・!」
「船越師範―――――――!!」
ファンファンファンファン!
こうして私の目の前で、船越師範は警察に連行されてしまった。
「船越師範・・・!」
地面にうずくまっていれば、強い力で肩をつかまれた。
「立ちなさい、凛。」
「お母さん・・・!」
「せっかく帰ってきたんだ。今後のことを家で話すぞ、凛。」
「お父さん・・・!」
「さっさとしなさい!」
「あう!?」
2人がかりで私を抱えると、強引に家の中へと連れて入る。
この瞬間から、私VS両親との戦いが始まった。


