彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






船越師範と後藤先生は、到着するまで時間がかかるだろうと思っていたが、思ったよりも早く2人は来てくれた。





「愛弟子!」
「菅原さん!」
「船越師範!?後藤先生!?」





座っていた椅子から立ち上がれば、一目散という感じで、後藤先生が私にかけより抱きしめてくれた。





「ごめんね!ごめんね!菅原さん!一人にしてごめんね!」
「後藤先生?」
「まさか―――――――井谷先生まで一緒になって、渕上さん達と一緒に、菅原さんをいじめた挙句、3日間の停学処分にするなんて思わなくて!!」
「3日間の停学処分?一週間じゃないのですか?」
「心優しい渕上ルノアの恩情で、愛弟子の停学期間を短縮したってことになったそうだよ。」
「なんですか、それ!?」





憎々しげに言う船越師範に、私も怒りを覚える。





(自分をよく見せるために、そこまでするなんて――――――――許さん!!)



「とりあえず、冷たいものを買っておいたから外へ出よう。やはり、コンピにより、スーパーの方が飲み物は安いね。」
「え?」





そう語る船越師範の手には、ここのスーパーのロゴマークが入ったビニール袋があった。





「菅原さんに会う前に買っておいたの。お腹すいてるんじゃない?」





そう言いながら、スーパーのロゴが入ったビニールの中身を・・・おにぎりとパンが入っている袋を見せてくる後藤先生。





「ここのイートインで食べながら、少し話そう。」





船越師範の提案もあり、私達はイートインコーナーに移動した。
そこの4人掛けの大きなテーブルに座ると、飲み物と食べ物を3棟分にして下さる船越師範と後藤先生。





「「「いたただきます。」」」



声をそろえて食べ始めた時、後藤先生が話を切り出した。