彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「凛道のストーカーが、大口叩いてんじゃねぇぞ!!?」
「片腕だ。お情けで――――――――総長代行の肩書を与えられた勘違いやろうが!!」





これに可児君は、メンチを切ながら円城寺君の胸倉をつかみ返す。





(マズイ!!殴り合いになる!!)

「やめろ!!可児!!円城寺!!双方、手を引け!!」





そう言いながら2人の肩をつかむが―――――





「うっせぇ!!邪魔すんじゃねぇよ童顔野郎!!」
「凛さんに無礼な口を利くな!!ブチ殺すぞ!!」





ますますヒートアップしてしまう2人。
その時だった。





「うはははは♪」



ガシ!

「あん!?」



ガシ!

「ああん!?」





ゴン!!

「でっ!?」

「だっ!?」





「円城寺!!可児!!」
「うははは!あかんでぇ~!4代目がやめ、ゆーとるなら、ちゃんと言うこときかなあかん!」
「ヤマト!!?」





胸倉をつかみあう2人の首根っこをつかみ、顔面同士をごっつんこさせた関西人が笑いながら言う。
額同士をぶつけたことで、互いに手を離して、ぶつかった場所を抑える円城寺君と可児君。





「くっ!!?このラジオ野郎!!やりやがったな!!?」
「テメーふざけやがって!!凛さんに贔屓されてるからって調子に乗りやがって!!」
「うははは!わしのことより、ますはお客さん優先せなあかんてー!」
「お客さん?」
「うははは!せやせや!あれや♪」





思わず聞き返せば、お店の出入り口を指さしながら言った。
その言葉で、全員がお店の出入り口を見れば、女子1人と男子2人の3人組がドア越しに立っていた。
それを見たカンナさんが叫んだ。