「誰からのLINEだい?」
「あんたにゃ関係ねぇーよ。首突っ込むんじゃねぇ。」
「やれやれ・・・嫌われちまったもんだね~そんなにあからさまに敵意をむき出しにしなくていいだろう?」
「・・・凛を頼るなと言わねぇが、すぐに動いてもらえるとは思うなよ。」
「それはわかってるよ。ずいぶん疲れてるみたいだったからね。」
「それがわかってて、凛に頼みごとをしたのか!?」
「仕方ないだろう~こっちは、人の命がかかってるんだ。今や『警察が役に立たなきゃ、龍星軍へ通報を!』と言われてるご時世だよ~?仕える者は使わせてもらうさ!」
「チッ!国家公務員も腑抜けやがったな!!」
「元々警察ってのは、民事トラブルには介入できないじゃないか。仮に助けてもらえるとしても、肩書が立派な奴の味方しかしないだろう?」
「そこは否定はしねぇ。」
「ただでさえ、日本人より外国人の学生を大切にする国だ。だからあたしは世襲制の政治家が大嫌いなんだよ!」
「で?どこまで話をすり替える気だ?凛とはどんな関係なんだ?」
「ホホホ!単に、昔の血が騒いで、手合わせを申し込んだだけだよ~!」
メンチをきりながら聞く俺に、へらへらと笑いながら答えるババア。
「凛に危害を加えてみろ。たとえご老体と言えども、容赦しねぇからな・・・・!?」
「わかってるよ。今夜のタイマン、楽しみにしてるって、凛道蓮に伝えておくれ。私は、凛道蓮推しだから信じてくれってね?」
「・・・わかった。」
「ありがとうよ♪じゃあね、男らしい真田瑞希君♪」
茶化すように言うと、軽い足取りで俺から離れていく老女。
(気に入らねぇ。)
まるでこっちのことを、すべてお見通し!っていうような言い方するのが気に入らねぇ・・・!
(クソ!なんだって凛には、変な奴ばっかり寄ってくるんだよ!?)
―瑞希お兄ちゃん♪―
素直で、純粋で、平和主義で、硬派な・・・可愛い凛。
(初めて会った時も泣いてたが、昨日みたいに大泣きするのは―――――――)
いや・・・前にも泣いてたな。
(カジノ事件の時も、大泣きしてたよな・・・・。)
数年ぶりに再会した凛は、見た目こそ幼いが、立派な男に成長してた。
それでも、時折俺にだけ見せる弱い部分。


