彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)




「俺も中坊の意見に賛同してんだよな。リンリンに勝つ気でいる態度は笑えても、事後報告する時点で、格上をなめ切ってるだろう?」

「長政!?」

(ヤバい!!しゃべり方が、半グレ時代の口調になってる。)



「円城寺~お前、龍星軍の総長になりたかったみてぇだが、なれなくて正解だったぜ~」
「なんだと!?」





ちーちゃんの言葉で、視線を雷太から元半グレナンバーワンに移す円城寺君。





「そうだろう、円城寺~?お前、たった3人相手に、良いように手玉に取られて、まともな交渉できずに帰ってきてるじゃねぇか?バトルロワイヤル戦が始まる前から、逃げかえってきてんじゃねぇーよ、無能が!」
「ああん!?凛道の金魚のフンが、なめた口聞くんじゃねぇぞ!?」
「いえ、長政殿の言うことが正論ですよ。凛道蓮と戦わせろという交渉に応じて帰ってきたと言えますからね。」
「関山テメー!?」
「つなぐもよせ!あおるような真似はやめろ!!」
「俺個人の意見としては、見方を変えれば、我が君と戦いたい円城寺殿が、わざと要求に応じたと思ってるんですけどね~」
「おい!聞き捨てならねぇぞ!?大河が、最初から凛狙いでバトルロワイヤル戦を承諾したって言いたいのか!?」
「カンナの言う通りだぞ!!りんどーを敵視してるけど、そこまで手の込んだことをしてまで戦うはずがないぞ!!」
「関山、今の発言は取り消せ・・・!!」
「お断りします。わざと、我が君と戦うために、仕向けましたね、円城寺殿?」
「「「テメー!!」」」





笑顔で言うつなぐに、声をそろえてキレるカンナさんと悠斗君と秀君。





「つなぐ、言い過ぎだぞ!」

(さすがに、そこまでする子じゃないよ!円城寺君は!)

「円城寺はそんな男じゃない!つなぐの考え過ぎだ!」
「凛さん!!もう円城寺をかばうのはやめて下さい!!見ちゃいられえません!!」
「可児!?」
「俺はもう、誰が東山のボスになろうとどうでもいいすよ。転校してきた幡随院だろうが、もとからいる円城寺だろうが。俺が慕ってるのは凛さんだから、凛さんのタイマン相手が誰だろうと、凛さんが勝つものと信じてます。いい加減、腹をくくって、円城寺をしつけるつもりで戦って下さい。」
「しつけだと!!?」





可児君の言葉に、円城寺君が過剰に反応する。
そして、ツカツカと可児君の前まで行くと、その胸倉をつかんでしまう。