「あははは!お団子になっちゃいましたねー?」
「・・・そうだな。」
同意を求めれば、どこかそっけない態度をとる好きな人。
「瑞希お兄ちゃん、どうかなさいましたか?」
「なにがだ?」
「なんか急に、冷たくなった気がしまして・・・」
「気のせいだろう。凛は、ヤマトには優しいよな?」
「え?普通にしてるだけですが?」
「ふーん。」
私の答えに、どこかつまらなそうに言うと、キッチンへと入って行く瑞希お兄ちゃん。
「あ!お手伝いします!」
「そうしてくれ。ヤマトじゃなくて、俺の側にいろ。」
「え?」
「俺といる時は、俺の側に常にいろ。いいな?」
「わかりました・・・。」
どうしたんだろう、急に??
(あっ!!!?)
そこまで考えて、重要なことを思い出す。
(私昨日!!瑞希お兄ちゃんと、口と口でキスしなかった!!?)
そう自覚したら、頭の中が混乱してしまった。
(待って待って!!瑞希お兄ちゃんは、私を男と思ってる!!前にキスした時は、事故と言うことでうやむやに出来た!!でも昨日は、しっかりとキスして、普通に話して、同じ布団で寝て、今は隣で一緒に朝ご飯作ってる!!)
〔★凛は気づくのが遅い★〕
「どうした、凛?手が止まってるぞ?」
「あ!?あ、え、えーと!」
「どうした?」
ズイと、顔を近づけられ、耳が熱くなる。
「僕!朝の朝刊を取ってきます!!」
「へ?」
「行ってきます!!」
「凛!?」
瑞希お兄ちゃんから離れ、逃げるように裏口から外へ出る。


