彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






タイマンの当日。
瑞希お兄ちゃんの腕の中で目を覚ます。





「凛、おはよう。」
「・・・おはようございます、瑞希お兄ちゃん。」
「きれいな顔してる。」





そう言って、私の前髪をかき分けてくる瑞希お兄ちゃん。




「手合わせ、してやろうか?」




その問いかけに首を横に振る。





「円城寺君とは、平等でいたいのです。」
「じゃあ、俺が大河とも手合わせするって言ったらするか?」
「はい。」
「そういう奴だよな、凛は。・・・良いところだ。」





そう言いながら状態を起こしたので、私も体を起こす。





「まだ、寝てていいんだぞ?」
「いえ、1人寝はさみしいので。」
「・・・朝飯食ったら、一緒に二度寝するか?」
「はい!」
「よし!飯にするからついて来い!」
「はい、瑞希お兄ちゃん!」





そう返事をして、瑞希お兄ちゃんのあとをついて行く。
店舗スペースに、キッチンへ行けば、長い負のフカフカソファーでヤマトが爆睡していた。





「くー・・・くー・・・くー・・・」
「ヤマト!そんなところで寝てたら、風邪ひくじゃないか!?起きて!ヤマト!」
「うーん・・・うはははは!本日、瑞希はんと凛への面会は謝絶やでぇ~・・・むにゃむにゃ・・・」
「夢の中でも、約束守ってくれてる・・・。」
「みたいだな・・・。」





良い奴だと思いながら、和室へと向かう私。
そして、毛布を抱えて戻ると、ヤマトの身体にかけてあげた。
それにヤマトの身体は反応し、グルンと、身体に毛布を巻き付け、丸まってしまった。