「俺は凛を愛してる!だから凛の親のことは許さないことにする!!」
「瑞希、お兄ちゃん・・・!」
「凛は、俺が愛情込めて育ててやる!だから凛は、我慢するのをやめろ!!」
「なんで・・・?」
なんでそこまで、僕のことを気にかけてくれるのですか?
そう言いたかった。
いや、言ったかもしれない。
だってそうじゃなかったら――――――――――
「凛が好きだから気になるんだ。」
そんな風に優しく微笑みながら、抱き寄せてきたりしないと思う。
「好きだよ凛。大好きだ凛。・・・愛してるぜ、凛・・・!」
「み・・・ずき、お兄ちゃん・・・!」
「愛してる、凛。」
「僕も瑞希お兄ちゃんを愛してる―――――――――・・・・・・・・・!!」
チュ。
そう言った瞬間、キスされた。
(あ・・・・・・・・)
シルキロール越しの口づけ。
「ん・・・。」
(くすぐったい。)
そう思いながら目を閉じれば、私の首の後ろに瑞希お兄ちゃんの手が添えられた。
ちゅ。
ちゅ。
ちゅ。
シルキロールで隔たれた状態での口づけを、私達は何度も繰り返す。
ドキドキはしなかった。
なぜか、胸が暖かくなるような心地よい気持ちになる。
ちゅう・・・。
長く口づけした後で、私の唇から瑞希お兄ちゃんの唇が離れる。
それに合わせて目を開ければ、真剣なまなざしで私を見る好きな人がいた。
「凛、何があったか言わなくいていい。ただ、俺をいつでも頼ってくれ。利用してくれていいから・・・!!」
「瑞希お兄ちゃん・・・・!!」
「俺を頼れ、凛。」
「・・・はい。」
瑞希お兄ちゃんの胸に顔をうずめれば、優しく抱き寄せてくれた。


