彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






シゲ先生のところで怪我した場所の撮影をし、治療を受け、診断書の依頼を完了する。
『菅原凛』について、シゲ先生に丸投げした私は、心置きなく、ヤマトの単車で瑞希お兄ちゃんの元へ行った。





「こんばんは~♪瑞希お兄ちゃん、来ましたー!」
「おーよく来たな、凛!」





裏口から声をかけながら入れば、1人キッチンで作業をしている瑞希お兄ちゃんに微笑まれた。





(ああ!なんて素敵な笑顔なんでしょう♪)

「瑞希お兄ちゃ――――――ん♪」





抱き着けば、抱き返してくれるので、それを期待して瑞希お兄ちゃんに近寄る。





「!?凛!!」
「瑞希お兄ちゃん!!」





期待を込めて突進したのだが―――――――





「瑞希お兄ちゃん?」

ガシ!

「へ?」

「俺の部屋来い。」





有無を言わさず腕をつかまれ、引きずられるようにして連れていかれる私。





「え!?な、なんです!?どうされました!?」
「ヤマトはここにいろよ!誰が来ても、俺と凛のところに通すな!!門番してろ!!」
「うはははははーい!!」

「ええ!?」

(つまり、私と二人っきりの時間を過ごしたいというのですか!?瑞希お兄ちゃん!?)


好きな人からの意味合い気な言葉に、ドキドキが止まらない!!


シルキロールをしているからいいようなものの、口元緩みっぱなし!にやけっぱなし!


瑞希お兄ちゃんは、私を自分の部屋まで連れ込むと、乱暴にカギをかけた。



(ええ!?密室イベント!!?)


この後何が起こるのですか!?



(甘い展開、期待しちゃうー♪)



浮かれる私に向かって、瑞希お兄ちゃんは淡々と告げた。