デジカメと、チェキと、写ルンですと、スマホで、自分の身体にある暴行のあとをすべて取り終わる。
撮影が終わった時、遅い時間になっていたが、ヤマトが部屋から出てくる気配はなかった。
(・・・気を遣ってくれてるのかな・・・?)
そう思ったら、ありがたいというよりも、申し訳ない気持ちの方が強くなってしまった。
「・・・どうして・・・こうなったの・・・?」
知らないふりせず、盗聴器を外せばよかったの?
「なんで、ニセのアカウントなんか作って・・・」
そこまでして、私に嫌がらせをするの?
なんで――――――――
「私をいじめるの・・・・?」
私なにも、悪いことしてないのに・・・・!!
「うっ・・・うわああああああああん!!うわああああああん!!」
ガチャ!!
「どうした、りーん!!?」
「うわあああああああん!うわああああああん!うわあああああん!」
「あ・・・・そりゃあ・・・泣きたくもなるわな・・・・」
そうつぶやくと、立ち尽くしている私に近づき、ギュッと抱きしめてくれるヤマト。
「うわあああああん!うわあああああん!」
「よしよし!気がすむだけ泣いたらええからな?」
優しく頭をなでてくれるぬくもりは、瑞希お兄ちゃんとは違ったあたたかさをしていた。
(瑞希お兄ちゃん・・・・!!)
「うわあああああああん!おんなじ慰められるなら、瑞希お兄ちゃんのハグがいいよぉー!!」
「おのれはまだまだ余裕あるやんけ!!?」
〔★凛のリクエスト、ヤマトはツッコまずにはいられない★〕
「うわあああああああん!瑞希お兄ちゃん!瑞希お兄ちゃん!うわあああああん!」
「あーよしよし!瑞希お兄ちゃんやないけど、今は!今は!い・ま・は!わしで我慢せぇ!」
「うわあああああああん!やまとぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「よ~しよ~し!」
悲しくって、悲しくって、泣いた。


