彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






(ヤマトの家の浴室・・・)





こんなことがなければ来ることもない場所。
ソッとドアを開けて、手さぐり電気をつけた瞬間だった。





「ま、まぶしい!!」





天井にはミラーボールが回転し、様々な色の光が室内を照らし出す。
壁中には、阪神タイガースのユニフォームを着た野球選手立ちのポスターが貼られ、壁紙に至っては、黄金とキラキラのラメでコーティングされていた。
ちなみに、ポスターを張っているシールは虎のシール。





〔★阪神タイガース一色のデコレーションだった★〕





「やまとぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
「どないした!?か抜き(ゴキブリ)が出たんか!?」
「そうじゃない!!そうじゃないよ!!こんなド派手な場所で、ケガした部分の撮影は出来そうにないよっ!!」
「え!?なんで!?」
「ここ、松平健さんがマツケンサンバ歌いながら出てきそうなステージだよ!!?目がチカチカするよ!?」
「なに言うてんねん!?そこは、六甲おろしを歌うところやろう!?」
「とにかく、ここでケガの写真撮れないよ!!ミラーボールの光で、あざが確認できないし、カメラのフラッシュで壁が反射しそう!」
「ほな、三面鏡をリビングに移動させるわ。そこで撮影してや。」
「え!?」





そう言って脱衣所に入ると、扉が閉まっている三面鏡をヒョイっと持ち上げて出ていくヤマト。