彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「な、なに・・・?」
「あ!?あかん!出るな!?」
「え?」




この時、ヤマトの制止、ちゃんと聞けばよかった。
そう思い知らされるほど、私は電話に出たことを後悔した。





〈おい、お前菅原凛だな!?〉
「ど、どちら様ですか・・・?」
〈お前頭おかしいぞ!毎日毎日、秒単位で、自分が何してるのかネットにあげて!〉
「はあ!?そんなことしてません!」
〈うわ!マジで話通じないわ!しかもお前、渕上ルノアさんって子を、いじめる様子、インスタとかにアップしてるだろう!?〉
「はあ!!?わ、私が渕上ルノアにいじめられている被害者ですよ!?」
〈渕上さんを呼び捨てにするなっ、嘘つき女っ!!〉
「なっ!?」
〈500万の慰謝料請求されて当然なんだよ!!謝れよ!!〉
「な、なんで・・・」
〈謝れよ!謝れ!!あーやまれ!!あーやまれ!!あーやまれ!!〉


「や、やまと!やまと!やまと!やま――――――!」


「――――――チッ!!」



ブチン!!





混乱する私から、スマホを取り上げると、電話を切るヤマト。

しかし―――――




プルル!プルル!プルル!





「やまと!まただ!」





すぐに、電話が鳴りだした。
それもまた、知らない番号からだった。





「くそ!!凛のスマホのメアドと電話番号、公表にされた!!」
「メアドが!?ど、どうなってるの!?見せ――――――――」
「見んでええ!!」





私のスマホを持つ、ヤマトの手に手を伸ばせば、素早く振り払われた。




「凛を傷つける内容を、わざわざ見る必要はない!!」

「でも!!」





プルル!プルル!プルル!





「だあー!やかましいねん!!電源切ったろ!!」





ブツン!!




その言葉通り、私のスマホの電源を落とすヤマト。
そして、私の目を見ながら関西男子は言う。