彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「わっ・・・私よりも、いじめっ子の渕上ルノア達を信じるお父さんとお母さんなんか、大っ嫌いよぉぉぉ!!!」

ドン!

「きゃあ!?」

ドン!

「うお!?」





お腹の底から声を上げると、2人を突き飛ばして部屋から出た。





バン!!

「わっ!?」
「な!?」





ドアを開けたら、何故か目の前に岩倉とバラさんがいた。
2人がなぜここにいるか、瞬時に理解する。






「警察のくせに盗み聞きしてたの!?」





怒鳴りつければ、バラさんはバツが悪そうに、岩倉はなぜかドヤ顔になる。





「外まで筒抜けだったけど、菅原凛さんの主張は最悪!」
「岩倉馬鹿タレっ!!」





ヘラヘラしながら私に言う岩倉の口を、慌ててバラさんが抑えるが遅かった。





「菅原凛さんは一度精神科を受診した方がいいと思うよ。」





どこまでも、私を馬鹿にする態度。
悔しくて、悔しくて、悔しくて。





「あれ~?なんで泣いてるのー?」
「やめろ岩倉!!」





小馬鹿にしながら言われ、私は再び、お腹の底から声を出す。





「あなたたち全員大嫌い!!警察なんて、大嫌い!!」





そう宣言すると、片手で顔を抑え、岩倉とバラさんから離れた。
後ろから、バラさんが岩倉を怒る声がしたがどうでもよかった。
両親が何か言う声がしたがどうでもよかった。
お父さんとお母さんが何か言っていたけど―――――――もうどうでもいい。
答えは出た。





(お母さんもお父さんも、私を信じてくれなかった!!!)





惨めな現実を突きつけられ、両目から大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちるのだった。