「私は!!渕上ルノアさんをいじめてない!!誰もいじめていない!!いじめてないのに、やってもない罪の謝罪なんてしたくない!!」
だから謝らない!!
「絶対に謝らない!!」
強い意志のもと、お腹の底から大声で叫ぶ。
それで、部屋の中が緊張に包まれる。
「つまり・・・私の娘のルノアに謝れないということかしら?」
最初に口を開いたのは、渕上の母親。
「私が菅原凛さんに望む2つ目のお願いは、愛娘への謝罪なんですけど?」
そう語る眉が吊り上がるが、私はひるまない。
「私は!!渕上ルノアさんから謝罪されることはあっても、私が渕上ルノアさんに謝罪する理由はありません!!」
「ルノアちゃんに謝らないなら、和解はなしで退学にするわよっ!!」
声を荒げて怒鳴ってきたので、怒鳴り返してやった。
「退学にしたければ勝手にすれば!!?私がいじめの被害者だから、退学になっても絶対に渕上ルノアに謝罪しない!!」
「生意気な小娘が!!」
スパン!!
しおらしい口調はどこへいったのか、声を荒げると、私の頬に平手打ちをした。
「田所!!このガキを少年院送りにして!!」
「り、凛を少年院!?」
「ミテコさん、いや、ミテコ様!身内から少年院の前科者が出るのは困ります!!お許しを!!」
「だったらさっさと、土下座させろ!!床に額を打ち付ける土下座をしろ!!」
オロオロする両親に偉そうに命令するその姿。
私は―――――――――
「ぷっ!」
我慢できなくて―――――――
「あっはははははははは!!」
大笑いをしてしまった。
途端に、私に鋭い視線を向けるミテコ。
「何がおかしい!?」
「あははははは!!だって~やっと化けの皮が剥がれたと思いましたからね~!!?」
凛道蓮モードで言えば、ミテコが後ずさりしたのがわかった。
だから私は、その勢いに乗って、凛道連節を炸裂させた。


