彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)






「聞いたか岩倉!!本当に悪ガキなら、こんな風に心配なんかしたりしないんだぞ!?」
「え、演技ですよ!バラさんはダマされてる!俺は騙されませんよ!!」
「ひねくれ小僧が!!さあ、あいつは無視して、一緒に来て下さい。じゃないと俺が、首にされます。」
「そう言うことでしたら、なおさらお供します。よろしくお願いします。」
「ありがとう。」





手を差し出され、思わず手を取れば握手された。
そしてそのまま、私を取調室から連れ出すバラさん。





「あ!?待って下さいよ、バラさん!俺も行きます!!」
「ああ、そうだな!なぜか、お前も指名されたからな!!渕上家の腰巾着予備軍!!」
「いい加減目を覚まして下さいよ、バラさん!!」
「俺のセリフだ!!もうお前はしゃべるな!!俺がいいというまで黙ってないと、ケツ蹴り飛ばすからな!!?」
「ひっ!?わ、わかりましたよ!」





岩倉をにらみつけながらバラさんが言えば、言われた方は不貞腐れた顔で静かに鳴る。
無言で、私とバラさんの後ろをついてくる。
バラさんに対しては静かに鳴ったけど―――――――





「いい気になるなよ、菅原凛・・・。」





私への小声の暴言を、私は聞き逃さなかった。





〔★凛は岩倉を、ブラックリストに入れた★〕