「俺の娘が一晩、5万で売春してたなんて恥ずかしい!!」
ゲシ!
「きゃあ!?」
そう言いながら、倒れている私を踏むお父さん。
体格がいいので、受け身を取っていても重かった。
痛かった。
「売春したお金で、年を誤魔化して、ホスト遊びまでしてたなんて!!ルノアちゃんがどんな気持ちで、あなたを止めていたかわかる!?私に教えてくれたかわかる!?この親不孝者!!」
「ちが―――――――!!」
ドスン!
「うぐ!?」
お父さんに続き、お母さんが私を踏みつけてきた。
体重をかけて踏んできたので、お父さん並みの力の強さだった。
すごく痛い。
「やめて!私は純潔だよ!!売春も、ホスト通いも、パパ活も、みんな渕上ルノアのウソ!!大ウソ!!そんなことしてない!!」
「――――――――これを見てもまだそんなこと言うのか!!?」
バサバサバサ!!
そう叫び、お父さんが背広のポケットからぶちまけた写真。
それは床に散らばり、私の目にとまる。
「何これ!?」
そこには、私の姿をした何者かが、中年男性やホストらしい男性とイチャイチャしている写真だった。
すぐにわかった。
(生成AIを使ったわね!?)
「お父さん、お母さん!!これ、生成AIで作られた偽物だよ!!」
そう言って写真の1枚を差し出しながら言えば―――――――
「「まだ嘘をつくのか!!?」」
声をそろえて怒鳴られた。
「あーいやだいやだ!!こんな写真、見たくない!!」
そう言ってお母さんは、私が手にした偽写真をひったくる。
そして、散らばった写真を集め始める。
その間お父さんは―――――――――
「この不良娘!!恩知らずが!!恥を知れ!!」
ゲシゲシゲシ!!
「痛い!痛い!痛い!」
私の身体をまんべんなく、踏んだり蹴ったりしてきた。
「どうするんだよ!!?大学の推薦の話が、これでパーじゃないか!!?なんのために、俺は無茶な仕事をこなして稼いできたと思ってるんだ!!?お前が見てないから悪いんだぞ!?」
「はあ!?私のせいにしないでよ!!私だって、凛のために自分の時間を犠牲にしてきた!!最悪の裏切られ方をされたのよ!?あなたが私にばっかり、凛のことを丸投げしてたくせに!!」
「なんだと!?」
「なによ!?」
「お父さん、お母さん、ケンカしないで!!」
「「誰のせいで、ケンカしてると思ってんだ!!」」
ダン!!ダン!!
「うわ!?」
両親の利き足が、私の右耳と、左耳の真横に落ちる。


